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欧州市場サマリー(28日)
[28日 ロイター] - <為替> ドルが対円で上昇し、26日に付けた約4週間ぶり高値の111.77円に迫った。第1・四半期の米雇用コスト指数統計で賃金の伸びなどが確認されたことを受けた動き。4月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びを示したことで、ユーロは対ドルで上昇した。
<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。決算内容が嫌気された金融大手バークレイズ
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。利益確定売りに押されたほか、決算内容が嫌気された銘柄が売られた。STOXX欧州600種指数<.STOXX>は週間ベースでは約2.5%上昇し、昨年12月以来の大きなプラスとなった。フランス大統領選の第1回投開票の結果を好感し、欧州の株式ファンドに資金が流入した。月間ベースでも3カ月連続で伸びた。
英銀バークレイズ
一方、スイスの金融大手UBS
<ユーロ圏債券> 国債利回りが上昇した。4月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が予想を上回る上昇率となったほか、域内国の堅調な国内総生産(GDP)統計を受けて、国債売りが膨らんだ。
4月のユーロ圏CPI速報値は前年同月比1.9%上昇と、予想の1.8%を上回る伸びを記録。2%弱とする欧州中央銀行(ECB)の目標に迫った。これに加え、過去半年に0.7─0.9%の水準で推移していたコアインフレ率が1.2%と、市場予想の1.0%を上回り、2013年9月以来の高水準をつけた。
仏独10年債