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英輸出企業の約半数、EU離脱決定後も販売戦略見直さず=調査
7月21日、英金融大手ロイズ・バンキング・グループが公表した調査結果によると、英国の輸出企業のほぼ半数は欧州連合(EU)離脱が決定してからのこの1年で販売戦略を見直していなかった。写真はイギリス国旗(左)とEUの旗、ブリュッセルで17日撮影(2017年 ロイター/Yves Herman)
[ロンドン 21日 ロイター] - 英金融大手ロイズ・バンキング・グループが21日公表した調査結果によると、英国の輸出企業のほぼ半数は欧州連合(EU)離脱が決定してからのこの1年で販売戦略を見直していなかった。
英国のモノ・サービス輸出のうち、EUの占める割合は2015年で44%だった。多くの経営者はEU離脱で新たな貿易障壁が築かれるリスクを懸念している。
ロイズの担当者は「輸出企業にとって様子見はあまり良い戦略ではない。将来のリスクを管理し、新たな機会を探るために行動を起こす必要がある」と述べた。
ロイズによると、ユーガブが調査した1000社以上の輸出企業のうち、85%はEU向け輸出を行っていて、その54%はEUが主要市場だと回答した。
輸出戦略を見直したと回答した企業の27%はEU域外で貿易機会を探る方針だと回答。一方、30%は輸出よりも国内市場に集中する方針だと回答した。
調査は5月23日─6月19日に実施された。調査に応じた企業の約9割は年間売上高が7億5000万ポンド(9億7200万ドル)未満。