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メルケル独首相はディーゼル車の「悪者扱い」に反対=報道官
7月26日、ドイツ政府のデマー報道官は、英国が2040年以降、ガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を発表したことに関し、メルケル首相(写真)はディーゼル車を「悪者扱い」してはならないと繰り返し述べてきたと指摘、英国に追随しないことを示唆した。写真は12日ベルリンで撮影(2017年 ロイター/Fabrizio Bensch)
[ベルリン 26日 ロイター] - ドイツ政府のデマー報道官は26日、英国が2040年以降、ガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を発表したことに関し、メルケル首相はディーゼル車を「悪者扱い」してはならないと繰り返し述べてきたと指摘、英国に追随しないことを示唆した。
デマー氏は、ディーゼル車は二酸化炭素(CO2)排出量が少なく、比較的環境に優しいと説明。「無論、われわれは誠実に取り組む必要があり、引き続き他の対策を検討する」と語った。
メルケル氏は電気自動車(EV)も推進しているとも述べた。
運輸省の報道官は、50年までに「カーボン・ニュートラル」(CO2排出量差し引きゼロ)を達成する目標に関し、ガソリン車とディーゼル車を特定の期限までに段階的に廃止することは「想像できない」と述べた。
ただ、与党内にはガソリン車・ディーゼル車の段階的廃止に向けた取り組みをすぐに始めるべきとの声もある。