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均衡とれた銀行規制が重要=米クリーブランド連銀総裁
2017年10月21日(土)04時14分
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は20日、銀行規制当局にとり規模が小さい銀行の負担を軽減する一方でシステミックなリスクをはらむ銀行に対しては一段とハードルを高くする枠組みが必要となっているとの考えを示した。
同総裁はコロンビア大学で行った講演で、「大手行への対応としては、リスクに基づく資本要件、バックストップとしてのレバレッジ比率要件、流動性要件、および毎年のストレステスト(健全性審査)が適切となる」と指摘。規制を巡る国際協調も重要となるとの見方を示した。
また、規制の簡素化も、簡素化により効果が薄れることがない場合は1つの良い目標となるとの考えを示すとともに、規模が大きい銀行の解体は「大き過ぎて潰せない」問題に対する簡単な解決法の一例となるとの見方を示した。
メスター総裁は今回の講演で経済や金融政策の見通しなどについては言及しなかった。
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