ニュース速報
ビジネス
米国株式市場は小反落、原油安でエネルギー株に売り GEは続落
11月14日、米国株式市場は小反落で取引を終えた。米ゼネラル・エレクトリック(GE)は2営業日続落。原油先物の下落につれてエネルギー株も売られた。ニューヨーク証券取引所で8日撮影(2017年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は小反落で取引を終えた。米ゼネラル・エレクトリック(GE)
GEのフラネリー最高経営責任者(CEO)は前日、大幅な事業縮小を目指し、航空機、電力、ヘルスケアの主要3事業に重点を置くと発表し、手持ち資金と収益の回復に努める方針を示したが、投資家の中には再建策が十分でないとみる向きもいる。
S&P主要11セクターの中では、原油先物の大幅安を受けてエネルギー株の下げが目立った。エネルギー株指数<.SPNY>は1.5%安と、ここ4カ月余りで最大の下げ。
国際エネルギー機関(IEA)はこの日、米国のシェールオイル生産が増加する一方、世界の石油需要はやや減少するとの見通しを示した。
米石油メジャーのエクソンモービル
米国債のイールドカーブがここ10年で最もフラット化した水準に近い中、公共事業や主要消費財など比較的高配当の銘柄が買われている。S&P公共事業株<.SPLRCU>は1.2%上昇し、先週末からの上昇率は2.4%と2月下旬以来の大きさとなった。
専門家は、公共事業や主要消費財セクターが買われる別の理由として、今年は成長セクターや市場全体がかなり順調に推移してきたことから投資家が守りの姿勢を強めていることが関連している可能性を指摘する。
S&P総合500種<.SPX>はここ4営業日のうち3営業日で下げているものの、先週に付けた過去最高値からの下げは1%以内に収まっている。
このほかの個別銘柄では、米動画ストリーミング用機器のRoku(ロク)
米自動車部品小売り大手アドバンス・オート・パーツ(AAP)
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、比率は1.47対1だった。ナスダックでも、1.23対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は約67億3000万株で、直近20営業日の平均とほぼ一致した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 23409.47 -30.23 -0.13 23388.40 23414.08 23271.57 <.DJI>
前営業日終値 23439.70
ナスダック総合 6737.87 -19.72 -0.29 6733.87 6743.63 6709.27 <.IXIC>
前営業日終値 6757.60
S&P総合500種 2578.87 -5.97 -0.23 2577.75 2579.66 2566.56 <.SPX>
前営業日終値 2584.84
ダウ輸送株20種 9489.18 -29.66 -0.31 <.DJT>
ダウ公共株15種 774.47 +9.08 +1.19 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1305.00 -1.58 -0.12 <.SOX>
VIX指数 11.59 +0.09 +0.78 <.VIX>
S&P一般消費財 738.04 +0.73 +0.10 <.SPLRCD>
S&P素材 361.75 -4.16 -1.14 <.SPLRCM>
S&P工業 595.54 -2.40 -0.40 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 563.65 +1.73 +0.31 <.SPLRCS>
S&P金融 432.79 -0.26 -0.06 <.SPSY>
S&P不動産 208.79 -0.35 -0.17 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 503.00 -7.88 -1.54 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 935.63 -4.01 -0.43 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 141.58 -2.06 -1.43 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1105.70 -1.82 -0.16 <.SPLRCT>
S&P公益事業 287.82 +3.40 +1.19 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.42億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22315 - 115 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22305 - 125 大阪比 <0#NIY:>
(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)