ニュース速報

ビジネス

日経平均は4日ぶり反発、前日大幅安の反動で買い戻し

2017年12月07日(木)15時34分

 12月7日、東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発した。前日大幅安の反動で朝方から買い戻しが先行。米国株や為替が穏やかな値動きとなったことも安心材料になった。写真は都内で昨年2月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発した。前日大幅安の反動で朝方から買い戻しが先行。米国株や為替が穏やかな値動きとなったことも安心材料になった。あすのメジャーSQ(特別清算指数)算出に向けた先物のロールオーバーが順調に進み、需給懸念が後退したことで、後場は上げ幅が300円を超えた。引き締め方向への政策シフトが警戒される中国株は軟調だったが、日本株に対する影響はみられなかった。

TOPIXは1.18%高だった。東証1部の売買代金は2兆8073億円。業種別では、その他製品、建設、金属製品が高く、東京エレクトロン<8035.T>、キーエンス<6861.T>などハイテク株の自律反発も目立った。半面、銀行、鉱業は軟調だった。市場では「海外の懸念材料があったにもかかわらず米国株が落ち着いた動きとなり、投機筋も売りは仕掛けにくくなった。あすのSQも波乱はなさそうだが、これからクリスマス休暇に向けて海外勢が積極的にポジションを積み上げるとも考えにくい」(野村証券エクイティ・マーケットアナリストの佐藤雅彦氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、鳥貴族<3193.T>が反発。同社が6日発表した11月の既存店売上高は前年比5.3%増となり2カ月ぶりにプラス転換した。足元の業況改善を好感した買いが先行した。ピジョン<7956.T>も高い。中国インターネット通販最大手のアリババ集団と、ベビー用品の販売・開発で提携したとの報道を材料視した。

東証1部の騰落数は、値上がり1716銘柄に対し、値下がりが269銘柄、変わらずが60銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22498.03 +320.99

寄り付き    22317.15

安値/高値   22317.15─22515.24

TOPIX<.TOPX>

終値       1786.25 +20.83

寄り付き     1774.8

安値/高値    1774.45─1787.56

東証出来高(万株) 152833

東証売買代金(億円) 28073.38

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国の粗鋼生産、3月は前年比-7.8% 需要低迷で

ワールド

豪気象局、エルニーニョ終了を発表 ラニーニャ発生は

ビジネス

円安は是正必要な水準、介入でトレンド変わるかは疑問

ビジネス

米アップル、ベトナム部品業者への支出拡大に意欲=国
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無能の専門家」の面々

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア…

  • 5

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 6

    キャサリン妃は最高のお手本...すでに「完璧なカーテ…

  • 7

    韓国の春に思うこと、セウォル号事故から10年

  • 8

    中国もトルコもUAEも......米経済制裁の効果で世界が…

  • 9

    中国の「過剰生産」よりも「貯蓄志向」のほうが問題.…

  • 10

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 3

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入、強烈な爆発で「木端微塵」に...ウクライナが映像公開

  • 4

    NewJeans、ILLIT、LE SSERAFIM...... K-POPガールズグ…

  • 5

    ドイツ空軍ユーロファイター、緊迫のバルト海でロシ…

  • 6

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 7

    ロシアの隣りの強権国家までがロシア離れ、「ウクラ…

  • 8

    金価格、今年2倍超に高騰か──スイスの著名ストラテジ…

  • 9

    ドネツク州でロシアが過去最大の「戦車攻撃」を実施…

  • 10

    「もしカップメンだけで生活したら...」生物学者と料…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    巨匠コンビによる「戦争観が古すぎる」ドラマ『マス…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中