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ロシア・シリア首脳がソチで会談、政治的解決模索へ=ロ大統領府

2017年11月21日(火)16時56分

 11月21日、ロシア大統領府は、シリアのアサド大統領(写真左)がロシアを訪問し、プーチン大統領(写真右)と会談したと発表した。提供写真(2017年 ロイター/Kremlin)

[モスクワ 21日 ロイター] - ロシア大統領府は21日、シリアのアサド大統領がロシアを訪問し、プーチン大統領と会談したと発表した。シリア情勢を巡り、軍事行動から政治的解決策の模索へ移行する必要性について協議したという。

大統領府によると、会談はロシア南西部ソチで20日に行われた。

プーチン大統領は、シリア情勢に大きく関与しているイランとトルコの指導者と22日に面会する予定。またトランプ米大統領と中東地域の指導者と電話会談を行う。

ロシアのテレビでの放映内容によると、プーチン大統領はアサド大統領に対し「テロリストに対する完全な勝利を収めるにはまだ長い道のりがある。しかしテロとの戦いに関しては、軍事行動は終わりを迎えつつある」と述べた。その上で「現在最も重要なのは政治的な問題に移行することだ」とした。

両首脳が最後に面会したのは、ロシアがシリアで軍事行動を開始した数週間後の2015年10月20日。

ロシア通信(RIA)によると、大統領府のペスコフ報道官は、アサド大統領の今回のロシア滞在時間は4時間だったと明らかにした。

アサド大統領はプーチン大統領に対し「テロリストに勝利した現段階」では、政治的プロセスに移行したい考えだと述べた。またロシア軍幹部らと面会し、同国の支援に謝意を表明した。

ロイター
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