ウクライナ北部にロシア攻撃、16人死亡 西側支援を大統領訴え
4月17日、ウクライナ北部チェルニヒウにロシアの攻撃があり、少なくとも10人が死亡した。写真は同日、チェルニヒウの現場で救助作業にあたる救助関係者。ウクライナ当局提供(2024年 ロイター)
[キーウ/チェルニヒウ(ウクライナ) 17日 ロイター] - ウクライナ北部チェルニヒウに17日朝ロシアの攻撃があり、少なくとも16人が死亡し、子どもを含む60人以上が負傷した。
ゼレンスキー大統領は通信アプリのテレブラムに「十分に整った防空態勢と世界がロシアのテロに対抗する決意を強く持っていれば、こうしたことは起こらなかった」と投稿。西側諸国に一層の支援提供を強く訴えた。
地元当局者によると、現地時間午前9時(日本時間午後3時)に町の中心部で3回の爆発があり、建物やインフラなどが打撃を受けた。
クリメンコ内相によると、4棟の建物と病院、教育施設、数十台の自動車も被害を受けた。
チェルニヒウ州のチャウス知事は公共放送ススピーリネに、ロシアは3発の弾道ミサイル「イスカンデル」で攻撃を行ったと述べた。
負傷者は市内の病院に搬送された。病院の院長はテレビで住民に献血を呼びかけた。
ソーシャルメディアに投稿された未確認動画には街の上空に炎と黒煙が上がる様子が映っていた。
チェルニヒウは首都キーウ(キエフ)から約150キロの距離にある。