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ザ・マッカランの新時代をつくる「ダブルカスク」とは何か

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2017年3月22日(水)11時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ 広告制作チーム

プロのつくり手からも敬愛されるウイスキー

このたび革新的な新商品を生み出したザ・マッカランだが、先述した通り、200年近い歴史を誇る伝統的な蒸溜所だ。ザ・マッカランが世界中で長年にわたって愛されてきた理由として、サヴェージ氏は「6つの柱」を紹介した。

「1つは、ザ・マッカランのラベルにも描かれている1700年建造のイースターエルキーハウス。そしてスペイサイド最小のポットスチル(蒸溜釜)や、蒸溜された原酒のうちわずかな部分だけを熟成にまわすファイネストカット。妥協することなく追求されるシェリー樽の品質と、カラメルなどで色づけしないナチュラルカラーへのこだわり。最後に比類なきクラフトマンシップ。この6つの柱がザ・マッカランの源泉であり、我々のウイスキーが世界で愛される所以です」

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パワフルかつリッチ、芳醇でフルーティなスピリッツを生むストレート型のポットスチル。スチルのサイズや形状も最終的なウイスキーの酒質に大きな影響を与える

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厳しい目で選び抜かれた原料からうまれた貴重な原酒は、徹底した熟成プロセスの管理が行われている

スコットランドのモルトウイスキーでは、初溜釜と再溜釜と呼ばれる2基のポットスチルを用い、2回に分けて蒸溜を行うが、ザ・マッカランが再溜時に回収する「ニューメイク」はわずか約16%。ファイネストカットと呼ばれるこの手法で得た芳醇でリッチな無色透明のスピリッツを、同ブランドだけが入手できる比類なき品質のシェリー樽で熟成させるというわけだ。

こうした数々のこだわりが、世界中の愛飲家のみならず、ウイスキーのプロたちにも敬愛されるザ・マッカランのブランドを確固たるものとしている。「ウイスキーのつくり手たちの間でも非常に人気があり、彼らの多くは一番好きなウイスキーに自分たちがつくっているものを、2番目にザ・マッカランを挙げるんですよ(笑)」

シングルモルトのネクストスタンダードへ

サヴェージ氏によるテイスティングセミナーの後、約200名ものビジネスパーソンたちが集った華やかなローンチパーティーでは、横浜DeNAベイスターズ元代表取締役社長でありプラスJオーナーの池田純氏、ミスターミニット代表取締役社長の迫俊亮氏による対談も行われた。

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1976年生まれ、横浜DeNAベイスターズ元代表取締役社長でありプラスJオーナーの池田純氏(左)。1985年生まれ、ミスターミニット代表取締役社長の迫俊亮氏(右)

ともにウイスキー愛好家であり、若くして伝統に挑み、ビジネスの世界に革新をもたらしてきた両者。ザ・マッカランがブランドとして体現する"伝統と革新"にちなみ「伝統と革新、ネクストスタンダードの作り方」と題された対談では、池田氏が35歳(プロ野球界史上最年少)、迫氏が28歳の時にそれぞれ社長に就任し、伝統ある組織をどのように変革したのか、成功の裏に隠された秘話などが語られた。

「何かを変えて新しいスタンダードを生み出すためには、非常識なことに挑戦して結果を出すことが必要になります。まずは常識を疑い、非常識に挑戦し、結果を出すこと。ネクストスタンダードはそこからしか生まれないのではないかと思います」(池田氏)

「ウイスキーと同様に、ビジネスにおいても良い伝統を活かすことはとても重要だと思います。個人としても会社としても、それぞれが持っている良い部分を把握し、未来に活かしていく。そうすることで、本当の意味で革新的なものがつくれるのではないでしょうか」(迫氏)

他の追随を許さないシェリー樽へのこだわり。そして、定番であったヨーロピアンオークシェリー樽に、アメリカンオークシェリー樽を融合させて生み出した新商品。約30分間にわたって両氏から発せられたメッセージは、伝統を継承しつつも革新を遂げるザ・マッカランの新たな船出を飾るに相応しいものだった。

世界各国で、昨年から次々と発表・発売され、すでに大きな話題を呼んでいる「ザ・マッカラン ダブルカスク12年」。ようやく日本上陸を果たしたこの次世代ウイスキーは、ザ・マッカランのシェリー樽へのこだわりの頂点とも言うべき1本だ。

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ザ・マッカラン ダブルカスク12年
容量・希望小売価格(税別)・アルコール度数
700ml・7000円・40%
350ml・3500円・40%

詳細はこちら

Text:西田嘉孝

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ザ・マッカラン ダブルカスク12年