最新記事

ペット

ペット(+ペット用品を愛する人間)に贈るハイテク商品

2017年2月22日(水)17時50分
ケイト・ローレンス ReadWrite[日本版]編集部

猫用iPadゲーム


猫用ゲームCATZILLA!の使用イメージ アップルケアへの加入をオススメします (c) LittleHiccupGames / YouTube


自分の飼い猫がTVを見ているのをこれまで見たことがあるだろうか? エンターテイメントの為に猫があなたとチャンネル争いをする必要はない。猫用のiPadのゲームがあるからだ。猫用アプリを作った二人組の一人、ゲームデザイナーのTJ Fullerと話すことがあった。アイデアの出どころはiPadとじゃれる猫をYoutubeで見かけたことからだが、その動機は子供用ゲームの製作に時間をかけた挙句失敗したことによる。

そこで彼らは2週間でどこまで出来るかに賭けた。出来上がったものは猫がネズミ、レーザー、蝶々と戯れるというものであり、これはヒットした。それから更に2タイトル、Paint for CatsとCatzillaが猫用アプリに加わった。

猫用ゲームを作った経験から、動物向けの仕事をしている開発者たちが抱える課題も見えてきた。最初のベータ版ではマーケットリサーチに行き詰った。しかし彼らは飼い猫がいるわけでもiPadを持ってるわけでもなかった。そこで地元のブリーダーの協力のもとゲームのテストを行った。

「ブリーダーの女性はiPadが何なのか知りませんでしたが、猫たちはすぐにゲームを気に入ってくれました」とFullerは語る。カリフォルニア ロングビーチの水族館でもゲームは人気を博した。特にペンギンなどはゲームをしたあとの生殖行動回数に増加が見られたという。

また第一弾のゲームには思いもよらない結末も待ち受けていた。このゲームは最初無料ゲームとして登場したものの、のちに有料化した。するとユーザーから同意したわけでもないのに課金されているという苦情が入った。実は購入ボタンを押していたのは猫だったというわけだ。それからというもの、購入手続きの為にクレジットカードと人による入力が必要なように対策が取られた。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ロシアとの戦争、2カ月以内に重大局面 ウクライナ司

ビジネス

中国CPI、3月は0.3%上昇 3カ月連続プラスで

ワールド

イスラエル、米兵器使用で国際法違反の疑い 米政権が

ワールド

北朝鮮の金総書記、ロケット砲試射視察 今年から配備
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:岸田のホンネ
特集:岸田のホンネ
2024年5月14日号(5/ 8発売)

金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口......岸田首相がニューズウィーク単独取材で語った「次の日本」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋戦争の敗北」を招いた日本社会の大きな弱点とは?

  • 3

    ウクライナの水上攻撃ドローン「マグラV5」がロシア軍の上陸艇を撃破...夜間攻撃の一部始終

  • 4

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 5

    「終わりよければ全てよし」...日本の「締めくくりの…

  • 6

    「未来の女王」ベルギー・エリザベート王女がハーバー…

  • 7

    横から見れば裸...英歌手のメットガラ衣装に「カーテ…

  • 8

    「私は妊娠した」ヤリたいだけの男もたくさんいる「…

  • 9

    礼拝中の牧師を真正面から「銃撃」した男を逮捕...そ…

  • 10

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 2

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋戦争の敗北」を招いた日本社会の大きな弱点とは?

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 7

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 8

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 9

    休養学の医学博士が解説「お風呂・温泉の健康術」楽…

  • 10

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 7

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 9

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中