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スロバキアに初の女性大統領チャプトバ氏 親EUのリベラル派

2019年4月1日(月)10時49分

スロバキアで実施された大統領選挙の決選投票で、反汚職を訴えた弁護士のズザナ・チャプトバ氏が勝利し、同国初の女性大統領が誕生した。写真はブラチスラバで撮影(2019年 ロイター/David W Cerny)

スロバキアで30日に実施された大統領選挙の決選投票で、反汚職を訴えた弁護士のズザナ・チャプトバ氏が勝利し、同国初の女性大統領が誕生した。欧州で欧州連合(EU)に反対するポピュリストが勢いを増す中で、親EUのリベラル派が勝利した。

今回の選挙戦は、政界と犯罪組織の癒着を取材していたジャーナリストとその婚約者が殺害された事件を受けて、反汚職や新しいスタイルの政治がテーマとなった。

98.1%の選挙区の開票結果を集計した時点でチャプトバ氏の得票率は58.3%と、与党「スメル」が支持したシェフチョビッチ欧州委員会副委員長の41.7%を上回った。

チャプトバ氏は勝利宣言で「ポピュリズムに屈することなく、真実を語り、攻撃的な言葉を使わずに関心を高めることができたことを嬉しく思う」と語り、「昨年の地方選で始まったこの流れは大統領選で裏付けられ、(5月の)欧州議会選でも再確認されるだろう」と述べた。

[ブラチスラバ ロイター]


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