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ノルウェー警察、ロシア産原油の積み下ろし妨害のグリーンピース活動家20人を逮捕

2022年4月26日(火)10時40分
抗議活動を行うグリーンピースのメンバー

ノルウェー警察は、同国の港でエクソンモービルのターミナルにロシア産原油を輸送するタンカーを妨害した環境保護団体の活動家20人を逮捕したと発表した。写真はノルウェー・オースゴールストランで、タンカーに小舟を寄せて抗議活動を行うグリーンピースのメンバー(2022年 ロイター/ Ole Berg-Rusten/NTB)

ノルウェー警察は25日、同国の港でエクソンモービルのターミナルにロシア産原油を輸送するタンカーを妨害した環境保護団体の活動家20人を逮捕したと発表した。

ロシアのウクライナ侵攻に抗議する「グリーンピース」と「エクスティンクション・レベリオン」の活動家らは25日、ロシア産原油の積み下ろしを阻止するため、ゴムボートをタンカーの錨鎖に固定していた。

ノルウェー警察は、活動家全員が一帯から排除されたと発表した。

グリーンピース・ノルウェーの代表は、原油は気候危機だけでなく、戦争や衝突の原因でもあるとし「ノルウェーがロシアの戦争資金となるロシア産原油を受け入れていることはショックだ」と語った。

グリーンピースは、ノルウェー政府に対してロシア産化石燃料の輸入を禁じるよう要請し、エクソンモービルに対してはロシアからの輸入契約を破棄すべきと訴えた。

エクソンモービルのノルウェー事業部門、エッソ・ノルウェーの広報担当者は、同社はウクライナ侵攻前にロシア産原油の購入契約に合意していたとし、ロシア産原油の新規購入計画はないと説明した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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