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バングラデシュ、近年最悪の季節性洪水で数百万人が孤立

2022年6月20日(月)13時54分
避難のためボートに乗る人々

バングラデシュで近年最悪の季節性洪水が発生し、週末に少なくとも25人が落雷や地滑りで死亡、北東部の低地では数百万人が孤立したり自宅を失ったりしている。写真は避難のためボートに乗る人々。北東部シレットで6月19日撮影(2022年 ロイター/Kazi Salahuddin Razu)

バングラデシュで近年最悪の季節性洪水が発生し、週末に少なくとも25人が落雷や地滑りで死亡、北東部の低地では数百万人が孤立したり自宅を失ったりしている。

隣接するインドのアッサム州でも、今月始まった洪水で少なくとも17人が死亡している。警察当局者らが19日に明らかにした。

バングラデシュの国営洪水予測センター当局者は、国内の多くの河川が危険水域に達しているほか、インドの山地での豪雨から発生した流水により事態が悪化していると説明した。

警察や軍から数千人が各地に派遣され、捜索・救助活動支援にあたっている。これまでに約10万5000人が避難しているが、警察当局者らは400万人以上がなお孤立していると推定した。

[ロイター]


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