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プーチンは危険なミサイル「サルマト」の配備にご執心──防空システムの部品を回しても

Russia Forced to Cannibalize Air Defenses to Make Satan-II Missiles—Report

2024年3月4日(月)15時37分
イザベル・バンブルーゲン(本誌記者)

プーチンはかつて、サルマトの存在はロシアの敵に「再考」を促すことになると述べた。「攻撃的なレトリックでわが国を脅そうとする人々には再考を促す」だろうと、プーチンは22年、ウクライナ侵攻が始まった直後に述べている。

プーチンは今回の年次教書演説でも、核を使った脅しを口にした。ロシアの「戦術核の(使用に向けた)準備は完全に整っている」。

 
 

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は先ごろ、ウクライナの戦闘地域にNATO加盟国が地上部隊を送る可能性を示唆したが、そんなことになれば核戦争が起こるリスクが高まるとプーチンは主張した。

「われわれも相手の領土内にある標的を攻撃できる兵器を持っていることを(西側諸国は)理解しなければならない」とプーチンは述べた。

「わが国の領内に軍隊を送り込んだ者たちがどんな運命をたどったか、私たちは忘れてはいない。今、干渉を行った場合の結末は、それよりはるかに悲劇的なものになるだろう」

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