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米バンカメ、4─6月利益が36%増加し予想上回る 融資拡大や費用減で
[16日 ロイター] - 米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の2018年第2・四半期決算は、費用の減少や融資・預金の伸びが業績を押し上げ、利益は36%増加、市場予想を上回った。
株価は午後の取引で3.6%高の29.56ドル。決算を好感し他の大手銀行株も軒並み値上がりした。
非金利費用は5%減少。人員削減やリテール(小口金融)業務の電子化などが奏功した。税金は43%減少。トランプ政権の減税措置がバンカメなど大手銀行の収益を下支えている。
総融資は2%増加。個人向けとウェルス・マネジメントがともに約7%伸びた。融資の伸びや金利上昇を背景に純受取利息は6%拡大。ただし預金者への支払利息も増えた。
モイニハン最高経営責任者(CEO)は声明で、「堅調な営業レバレッジと顧客の動向が利益を押し上げた。(中略)個人向け融資と商業融資が拡大した。預金が増加した」と述べた。
純利益(普通株株主帰属分)は36.3%増の64億7000万ドル。諸項目を除外した1株利益は0.64ドルと、トムソンロイターI/B/E/Sが集計したアナリストの平均予想である0.57ドルを上回った。
純受取利息を差し引いた収入は1%減少して227億6000万ドル。アナリスト予想は222億9000万ドル。前年同期の収入には、事業売却額(税引き前で7億9300万ドル)が含まれている。
*内容を追加します。
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