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NY市場サマリー(12日)
[12日 ロイター] - <為替> ドルがほぼ変わらず。注目されていたトランプ米大統領の講演では米中通商交渉に関する新たな詳細は示されなかった。
トランプ大統領はこの日、ニューヨークのエコノミック・クラブで講演し、連邦準備理事会(FRB)の金融政策によって米国が他国との競争で不利な形勢に追い込まれていると批判し、マイナス金利を導入するよう改めて要求した。[nL4N27S3VO]
市場では、通商交渉について新たな言及があるか注目が集まっていただけに、新情報の欠如は悲観的なシグナルとも受け取られた。
終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.11%高の98.310。トランプ大統領が講演を始める前は98.304近辺で推移していた。
一部でリスクオフの動きとなる中、安全資産の買いが入り、ドル/円
オフショア人民元
<債券> 債券利回りが低下。前週付けた3カ月ぶりの高水準を下回って推移した。トランプ米大統領は米中通商合意の署名に近付いているとの認識を改めて示したが、反応は限られた。
投資家の関心はあす発表の消費者物価指数やパウエルFRB議長の証言に向かっているという。
10年債の価格は3/32高。利回り
10月の雇用統計など直近の経済指標が予想を上回ったことを受け、米経済を巡る楽観的な見方が広がっているが、経済指標が悪化すれば、FRBが利下げを再開する可能性は高いとみられている。
<株式> S&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が取引時間中に過去最高値を更新した後、小幅高で終了した。トランプ米大統領はこの日の講演で米中の「第1段階」の通商合意署名は間近だと表明したものの、通商交渉の詳細については明らかにしなかった。
ダウ工業株30種<.DJI>は変わらず。
トランプ大統領は12日、ニューヨークのエコノミック・クラブで行った講演で、中国の貿易慣行への批判も繰り返した。
ホライズン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「市場は貿易に関してもう少し明確な手掛かりを期待していたが、得られなかったようだ」と指摘。その上で「市場は、貿易に関するトランプ氏の発言に過剰反応を示さないように若干なり始めている」との見方を示した。
S&P総合500種を構成する大半のセクターが上昇。ヘルスケアセクター<.SPXHC>の上昇率が最も高かった。不動産セクター<.SPLRCR>は0.8%安で最大の下げとなった。
娯楽大手ウォルト・ディズニー
同市場を主導するネットフリックス
<金先物> 投資家のリスク選好意欲が強まる中で売られ4営業日続落した。中心限月12月物の清算値は前日比3.40ドル(0.23%)安の1オンス=1453.70ドル。
<米原油先物> 買い先行で始まったものの、トランプ米大統領の講演を受けて売りが強まり、小幅続落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値は前日比0.06ドル(0.11%)安の1バレル=56.80ドル。1月物の清算値は0.05ドル安の56.85ドルだった。
ドル/円 NY終値 109.00/109.03
始値 109.21
高値 109.23
安値 108.94
ユーロ/ドル NY終値 1.1007/1.1011
始値 1.1016
高値 1.1022
安値 1.1003
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 99*12.00 2.4044%
前営業日終値 99*03.50 2.4170%
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*12.50 1.9277%
前営業日終値 98*11.00 1.9330%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*28.50 1.7342%
前営業日終値 98*28.50 1.7340%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*22.00 1.6623%
前営業日終値 99*21.75 1.6660%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 27691.49 0.00 0.00 <.DJI>
前営業日終値 27691.49
ナスダック総合 8486.09 +21.81 +0.26 <.IXIC>
前営業日終値 8464.28
S&P総合500種 3091.84 +4.83 +0.16 <.SPX>
前営業日終値 3087.01
COMEX金 12月限 1453.7 ‐3.4
前営業日終値 1457.1
COMEX銀 12月限 1669.2 ‐11.0
前営業日終値 1680.2
北海ブレント 1月限 62.06 ‐0.12
前営業日終値 62.18
米WTI先物 12月限 56.80 ‐0.06
前営業日終値 56.86
CRB商品指数 179.8041 +0.3909 <.TRCCRB>
前営業日終値 179.4132