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ECB、6─7月データで利下げ適切か見極め=チポローネ専務理事
2024年04月18日(木)02時04分
欧州中央銀行(ECB)のチポローネ専務理事は17日、6─7月には利下げを後押しするような新たなデータが数多く発表されるとの見通しを示した。2023年3月撮影(2024年 ロイター/Heiko Becker)
[ワシントン 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のチポローネ専務理事は17日、6─7月には利下げを後押しするような新たなデータが数多く発表されるとの見通しを示した。それらによりインフレが目標値に近づいているという確信が得られれば、抑制的な金融政策の一部を解除することが適切だとした。
ワシントンで開催された国際金融協会(IIF)フォーラムで語った。
チポローネ氏は、リスク要因としてコモディティー価格の変動を挙げ、中でも原油価格がECBにとって「主要な懸念」だとした。
インフレ率については、現在の水準近辺で推移した後、2025年にはECBの目標である2%まで低下するとの見通しを崩さなかった。3月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年同月比2.4%上昇だった。
エコノミストが懸念している最近の生産性の低下については、回復が定着すれば反転する可能性があると述べた。