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フーシ派、サウジ石油施設など攻撃と表明 サウジは迎撃と発表
[ドバイ 13日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は13日、前日深夜にサウジアラビア南部ジザンの大規模石油施設をドローン(無人機)とミサイルで攻撃したと表明した。
これより先、サウジアラビアが主導する連合軍は、フーシ派がサウジに向けて発射したミサイル4発と、爆発物を搭載したドローン6機を迎撃し破壊したと発表。ただ、迎撃した場所や、施設などに被害があったかは明らかにしていない。ドローンはフーシ派が支配するイエメンの首都サヌアからサウジに向けて発射されたとしている。
ジザンは紅海に面した町でイエメンとの国境からは約60キロメートル。国営サウジアラムコの石油精製施設がある。現時点でサウジのコメントは得られていない。
フーシ派のスポークスマンは「多くのドローンを使って、(サウジの)ハミス・ムシャイトにあるパトリオット・システムをはじめ、アブハ、ジザン、ナジラン各空港の軍関係の標的に攻撃した。さらにジザンの大規模石油施設も攻撃した。攻撃は正確に行われた」と述べた。対象はいずれもイエメンとの国境に近い。
フーシ派のテレビ局アルマシラはこれに先立ち、フーシ派の攻撃には言及せず、同派が支配する様々な地域を連合軍が13日に空爆したと伝えた。
サウジが支援する暫定政権をフーシ派が2014年終盤に首都サヌアから追放したことを受け、連合軍は2015年3月にイエメンへの介入を開始、サウジとイランの代理戦争の様相を呈している。
国連は恒久的な停戦と和平交渉再開に向け関係当事者と協議を開始したが、停戦終了後の5月後半から再び攻撃が始まり、協議は難航している。
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