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欧州当局、年末までにコロナワクチンの科学的意見作成も=高官
欧州医薬品庁(EMA)の高官は11月24日、新型コロナウイルスワクチンについて、最短で年末までに科学的意見を作成できる可能性があるとの見解を示した。9日撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)
[ダブリン 24日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)の高官は24日、新型コロナウイルスワクチンについて、最短で年末までに科学的意見を作成できる可能性があるとの見解を示した。
EMAのエグゼクティブディレクター、エマー・クック氏はアイルランド紙インディペンデントのインタビューに応え「全てがポジティブと仮定した場合、データを確認しなければならないが、最善のケースとしては年末までに科学的意見をまとめる可能性がある」と述べた。
「(新型コロナワクチンは)非常に迅速に開発されており、科学的な観点からはとても有望だ。しかし結果には多くの注目が集まっている。通常の科学的基準を損なうことなく、できる限り効率的に評価しなければならない」と語った。
米食品医薬品局(FDA)はファイザーのワクチンについて12月半ばに判断を示すとみられているが、同紙によると、クック氏はEMAも同様のスケジュールで前向きな勧告を出すことを目指していると述べた。
またEMAが高齢者や基礎疾患を持つ人など、異なるグループでの結果に基づいてワクチンの使用を推奨する可能性があるとの認識を示した。