米UCLAが調査へ、親イスラエル派の親パレスチナ派デモ隊攻撃
5月1日、中東情勢を巡る衝突が起きた米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)では、授業が休講となった。写真はガザでのパレスチナ人を支持する人々。米カリフォルニア州 ロサンゼルスで撮影(2024 ロイター/Mike Blake)
Nichola Groom Maria Tsvetkova
[ロサンゼルス/ニューヨーク 1日 ロイター] - 中東情勢を巡る衝突が起きた米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)では1日、授業が休講となった。ジーン・ブロック学長は退学などにつながる可能性のある調査を行うと表明した。
ニューヨーク市のコロンビア大学で建物を占拠していたデモ参加者が警察に逮捕され、キャンパスからテント村が撤去されてから間もない同日、UCLAの親パレスチナ派拠点を親イスラエル派が攻撃した。
ロイターが検証した動画では、警察がキャンパスに到着する前に、人々が棒やポールを振りかざし、親パレスチナ派デモ隊を守っている木の板をたたく様子が映っていた。
ブロック学長は声明で、親パレスチナ派デモ隊に対する攻撃は「扇動者のグループによるもの」だと指摘した。UCLAは攻撃の数時間前には親パレスチナ派のキャンプを違法と宣言していた。
ロサンゼルス市のバス市長とカリフォルニア州のニューサム知事もそれぞれ個別に声明を出し、暴力を非難するとともに調査を求めた。
ロイターはロサンゼルス市警とUCLAに今回の衝突で逮捕者が出たかどうか問い合わせたが、回答を得られなかった。