コラム

私の娘だけ差別する義母──汚れた使い古しの贈り物に侮辱を感じる私

2020年09月18日(金)10時50分

A:義理のお母さんとの関係を改善したいのか、全面対決も望むところなのか。全てはその点に懸かっています。個人的には、ほかの人から贈り物をもらったときと同じように、礼儀正しくお礼を言うべきだと思います。娘さんにはお礼を言える人に育ってほしいでしょう?

義理のお母さんは中古品を贈ることで、あなたに何かメッセージを伝えようとしているのかもしれません。でも礼儀正しく受け取っておくだけのほうが、派手にけんかをするより、はるかに賢いやり方でしょう。こんなことで、こんなくだらないことで、騒ぐ必要はありません。相手が意地悪だからといって、あなたも意地悪になる必要はないのです。

これからも義理のお母さんはあなたの娘さんを邪険にしたり、ほかの孫と差をつけたりするかもしれません。娘さんも気が付いて、悲しい思いをするかもしれません。あなたと娘さんの扱いについて義理のお母さんに抗議するか、彼女の挑発に乗らずに高いモラルを示すか。つらいところですが、そこはあなた次第です。

とはいえ、今できることもあるでしょう。不要な贈り物は、あなたの思うところに寄付しましょう。あなたが悩む必要は全くありません。これは、あなたではなく義理のお母さんの問題なのですから。

──ルマーン・アラム(小説家)

©2020 The Slate Group

<本誌2020年8月4日号掲載>

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