Newsweek

風刺画で読み解く中国の現実

Superpower Satire (CHINA)

偽発明をホメた中国の市委書記の皮算用

2019年06月14日(金)16時10分
    偽発明をホメた中国の市委書記の皮算用

    Falling for Fake Inventions / (c)2019 REBEL PEPPER/WANG LIMING FOR NEWSWEEK JAPAN

    <中国のリーダーは常識や学識より後ろ盾と人脈、忠誠心で決まる>

    「水だけで走れる車が完成。世界初! 市委書記に褒められた!」。連日、米中貿易戦争の記事で埋め尽くされている中国のSNS上で急にこんなニュースが現れた。発信元は南陽日報という河南省南陽市の地方紙。ガソリンも充電も一切不要、水だけで500キロ以上続けて走行できる。あまりに画期的なので、発明者の工場は既に地方政府から40億元(約625億円)の出資を受けた。

    プロフィール

    プロフィール

    ラージャオ(中国人風刺漫画家)/唐辛子(コラムニスト)

    <辣椒(ラージャオ、王立銘)>
    風刺マンガ家。1973年、下放政策で上海から新疆ウイグル自治区に送られた両親の下に生まれた。文革終了後に上海に戻り、進学してデザインを学ぶ。09年からネットで辛辣な風刺マンガを発表して大人気に。14年8月、妻とともに商用で日本を訪れていたところ共産党機関紙系メディアの批判が始まり、身の危険を感じて帰国を断念。以後、日本で事実上の亡命生活を送った。17年5月にアメリカに移住。

    <唐辛子、タン・シンツ>
    作家・コラムニスト。中国湖南省長沙市生まれ。大型ホテルで総経理を務めたのち、98年から日本に定住。中国語雑誌の編集などを経て、日本に暮らす中国人女性の視点で日本の生活や教育、文化を批評・紹介している。

    <このコラムの過去の記事一覧はこちら>

    注目のキーワード

    注目のキーワード

    ニューストピックス

    本誌紹介

    特集:プラスチック・クライシス

    本誌 最新号

    特集:プラスチック・クライシス

    便利さばかりを追い求める人類が排出してきたプラスチックごみの「復讐劇」が始まった

    2019年11月26日号  11/19発売

    人気ランキング

    • 1

      「愚かな決定」「偏狭なミス」米専門家らが韓国批判の大合唱

    • 2

      表紙も偽物だった......韓国系アメリカ人高官が驚くような経歴詐称疑惑で辞任

    • 3

      中国は「ウイグル人絶滅計画」やり放題。なぜ誰も止めないのか?

    • 4

      「韓国は腹立ちまぎれに自害した」アメリカから見たG…

    • 5

      韓国、米国に一段のコメ市場開放で合意 119億円相当…

    • 6

      余命わずかな科学者が世界初の完全サイボーグに!?

    • 7

      世帯格差が子どもの体力低下にも繋がっている

    • 8

      トランプ、韓国が駐留経費増額に応じなければ在韓米…

    • 9

      香港高裁と北京政府が激突

    • 10

      中国はやはり香港人を拘束し拷問するのか──英領事館…

    • 1

      「愚かな決定」「偏狭なミス」米専門家らが韓国批判の大合唱

    • 2

      「韓国は腹立ちまぎれに自害した」アメリカから見たGSOMIA問題の本質

    • 3

      トランプが日本に突き付けた「思いやり予算」4倍の請求書

    • 4

      日本のノーベル賞受賞に思う、日本と韓国の教育の違い

    • 5

      GSOMIA失効と韓国の「右往左往」

    • 6

      中国は「ウイグル人絶滅計画」やり放題。なぜ誰も止…

    • 7

      表紙も偽物だった......韓国系アメリカ人高官が驚く…

    • 8

      アメリカが繰り返し「ウソ」を指摘......文在寅直轄…

    • 9

      香港の完全支配を目指す中国を、破滅的な展開が待っ…

    • 10

      「安い国」になった日本の現実は、日本人にとって幸…

    • 1

      「愚かな決定」「偏狭なミス」米専門家らが韓国批判の大合唱

    • 2

      マクドナルドのハロウィン飾りに私刑のモチーフ?

    • 3

      「アメリカは韓国の味方をしない」日韓対立で米高官が圧迫

    • 4

      「韓国は腹立ちまぎれに自害した」アメリカから見たG…

    • 5

      GSOMIA失効と韓国の「右往左往」

    • 6

      意識がある? 培養された「ミニ脳」はすでに倫理の…

    • 7

      インドネシア、巨大ヘビから妻救出した夫、ブタ丸呑み…

    • 8

      トランプが日本に突き付けた「思いやり予算」4倍の請…

    • 9

      「武蔵小杉ざまあ」「ホームレス受け入れ拒否」に見る深…

    • 10

      アメリカが繰り返し「ウソ」を指摘......文在寅直轄…

    もっと見る

    Picture Power

    レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

    【写真特集】ラスベガスになれない「成金」マカオ