最新記事

BOOKS

米国の「プロジェクトX」/成功者の失敗に学ぶ/東大生のノート術...【出版社イチオシ6冊】

2021年6月4日(金)18時46分
flier編集部

印象が飛躍的にアップする 大人の「言い方」練習帳


著者:吉田裕子
出版社:総合法令出版

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「なるほどですね」
「とんでもございません」
「ちゃんと注意します」

これ、「もったいない」言い方です。

きちんと話しているつもりでも、気づかずに失礼になっていたり、間違った日本語を使っていたりすることがあります。言葉から受ける印象は、思いのほか大きいもの。せっかく良い内容を話しているのに、言い方ひとつで真意が伝わらないのは残念なことです。

本書では、つい使ってしまいがちな「もったいない言い方」を集め、人気国語教師の吉田裕子先生に、大人の言い換え表現を提案していただきました。

これまで使っていた「もったいない言い方」を見つけて言い換え表現を学んだら、実際に日常のシーンで使ってみる。話したり書いたりしていて悩むことがあれば、本書をめくって確認してみる。こうした往復練習で、「大人の言い方」が自分のものになるのです。

実は、編集を担当した私自身も、本書をデスクに置いてこっそり使っています! 手元に置いておくととても心強い1冊です。仕事や人間関係をより良くするためのお役に立てれば幸いです。
(編集部 T)


幸せな人生のつくり方 今だからできることを


著者:坂東眞理子
出版社:祥伝社

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「今」を大事にしましょう――。
新型コロナウイルス感染症拡大の緊急事態宣言のとき、著者が学生の皆さんに呼びかけたメッセージです。この言葉に心惹かれ、本書のご執筆をお願いしました。

新型コロナで、人生で何が大切なのか、幸せとは何かを改めて考えてみた方も多いのではないでしょうか。大事なのは「今」に目を向けることだと、著者は言います。

「今」を充実させるための様々な考えや具体的な行動を、仕事・メンタル・人間関係・時間・お金などについて紹介します。

本書ではいろいろなエピソードを紹介していますが、私が特に好きなのが、マクドナルドのサラ・カサノバ氏のお話です。カサノバさんは、「せっかくの危機を無駄にするな」と呼びかけ業務改革を成し遂げました。経営危機だったから改革ができた、のだそうです。

今何かを始めることが状況を変える。1頁でも読み始める、1行でも書き始める
今していることに15分心を込めて取り組む。
過去を悔やまない
未来を心配しすぎない。
自分を見捨てない。

これらは、著者の「これからの幸せへの10カ条」の一部です。

コロナに限らず、困難に直面したら、そのとき具体的にどう考え行動するか、何から手をつけたらいいかわからなくなることがあります。そんなときに、この本はきっと力になってくれるでしょう。私も著者の言葉からたくさんの勇気をもらいました。
(書籍編集部 K)

flier編集部

本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。

通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。

flier_logo_nwj01.jpg

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ジョージア「スパイ法案」、大統領が拒否権発動

ビジネス

必要なら利上げも、インフレは今年改善なく=ボウマン

ワールド

台湾の頼次期総統、20日の就任式で中国との「現状維

ワールド

イスラエル軍、ガザ北部で攻勢強化 米大統領補佐官が
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバいのか!?

  • 3

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイジェリアの少年」...経験した偏見と苦難、そして現在の夢

  • 4

    「まるでロイヤルツアー」...メーガン妃とヘンリー王…

  • 5

    時速160キロで走行...制御失ったテスラが宙を舞い、4…

  • 6

    チャールズ英国王、自身の「不気味」な肖像画を見た…

  • 7

    日本とはどこが違う? 韓国ドラマのオリジナルサウン…

  • 8

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 9

    英供与車両から巨大な黒煙...ロシアのドローンが「貴…

  • 10

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 7

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 8

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 9

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 10

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中