最新記事

ファッション

メーガン妃の必需品──プリンセス・ファッションの鍵はヌードカラーのパンプス

2018年11月12日(月)14時30分
松丸さとみ

今年10月のシドニー滞在中も何度か着用 Kirsty Wigglesworth-REUTERS

<脚が長く見え、品があって流行に左右されない...プリンセスたちが愛用するのはヌードカラーのハイヒールだ>

英国のロイヤル・ファミリーが身に付けた物や服は、たちまち話題になったりヒット商品になったりすることがよくある。ヘンリー王子がオシャレな女優、メーガン妃を迎えたことで、王室メンバーが何を着るかにはこれまで以上に熱い視線が注がれている。そして今話題の「ロイヤル・ファッション」は、ヌードカラーのハイヒールだ。

欧州の王室ファッションで頻繁に登場

ロイヤル・ファミリーや芸能人のニュースを主に扱う英雑誌OK!マガジンは、「メーガン妃はヘンリー王子と結婚してロイヤル・ファミリーの一員になって以来、キャサリン妃からファッション・アドバイスをたくさんもらっている」と伝えている。服装やヘアスタイルまでも、キャサリン妃の影響を受けていることが多いというのだ。

同誌はさらに、公務で2人はヌードカラーのハイヒールを履いていることが多い、と指摘する。

デイリー・メール紙によると、例えばキャサリン妃はこれまで、英国のファッション・ブランド「エル・ケー・ベネット(L.K.Benett)」のヌードカラーのパンプスをさまざまな服装に合わせてきた。一方のメーガン妃は、王室メンバーになって以来、英国の靴ブランド「マノロ・ブラニク」のヌードカラーのハイヒールパンプスを何度も着用しているという。

chathrine1112.jpg

10月、公務中のキャサリン妃 Peter Nicholls-REUTERS

デイリー・メールはさらに、英国王室のみならず、他のヨーロッパ諸国のロイヤル・ファミリーがヌードカラーのハイヒールを定番ファッションとして愛用していると伝えている。例えば、スペインのレティシア王妃とデンマークのメアリー皇太子妃。一般人から王室に嫁いだことや、美しくてファッション・センスが抜群なことから、よくキャサリン妃と比べられる女性たちだ。そしてこの2人も、ヌードカラーのハイヒールを愛用しているという。

脚長効果あり、ポイントは自分の肌の色に合わせて

スタイリストのドニー・ガレラ氏はデイリー・メールに対し、「すべての女性の人生にはヌード・パンプスが必要」と主張する。脚が長く見える上に、背が高く、痩せて見えるというのだ。さらに「品があって流行に左右されず、自分が持っているどんな服にも合う」のがポイント。これが、「多くのセレブや王族の女性たちに愛用されている理由」だとガレラ氏は説明する。

それなら私もこの秋に一足買おうかな......と思った人のために、ガレラ氏のアドバイスは、「まずは自分の肌の色を考えること」。「ヌードカラー」であり「ベージュ」でないのはこれが理由だ。ひとくちに「肌色」と言ってもさまざまなトーンがある。ベージュ色のパンプスを買えば自動的に脚が長く見えるというものでもないのだ。自分の脚の色に合ったヌードカラーを選ぼう。

もっと脚長効果を期待したい人は、「プラットフォーム・タイプがいい」とガレラ氏は話す。「プラットフォーム」とは靴底が厚くなっているタイプの靴で、かかとが上がるだけでなく背そのものが高くなる。その上、ヒールとの高さの差が靴底分だけ減るので、履いていて若干楽なはずだ。

プリンセスたちは高価なブランドのハイヒールを愛用しているようだが、必ずしも高いものでなくても当然、構わない。ファッション誌コスモポリタン(英国版)によると、庶民の味方、英国のマークス・アンド・スペンサーは今年8月、靴の中にも「多様性」を取り入れた。「ヌードカラー・ハイヒール」の色を6色で展開し始めたのだ。しかも金額は、通常のハイヒールが19.50ポンド(約2800円)で、プラットフォーム・タイプのハイヒールが25ポンド(約3500円)とかなりお手頃だ。残念ながら日本からは購入できないようだが、日本でもさまざまなショップがヌードカラーのハイヒールを出しているはず。ぜひ自分の肌にぴったりの一足を見つけて、プリンセスの着こなしを真似してみよう。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

利上げの可能性、物価上昇継続なら「非常に高い」=日

ワールド

アングル:ホームレス化の危機にAIが救いの手、米自

ワールド

アングル:印総選挙、LGBTQ活動家は失望 同性婚

ワールド

北朝鮮、黄海でミサイル発射実験=KCNA
今、あなたにオススメ

RANKING

  • 1

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    【ヨルダン王室】世界がうっとり、ラジワ皇太子妃の…

  • 4

    【ヨルダン王室】ラーニア王妃が「公務の姿勢」を大…

  • 5

    キャサリン妃とメーガン妃の「本当の仲」はどうだっ…

  • 1

    キャサリン妃とメーガン妃の「本当の仲」はどうだっ…

  • 2

    「結婚に反対」だった?...カミラ夫人とエリザベス女…

  • 3

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    ロックンロールの帝王を捨てた女性の物語、映画『プ…

  • 1

    キャサリン妃とウィリアム皇太子の「ご友人」...ロー…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    メーガン妃は「努力を感じさせない魅力がお見事」とS…

  • 4

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 5

    キャサリン妃とメーガン妃の「本当の仲」はどうだっ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:老人極貧社会 韓国

特集:老人極貧社会 韓国

2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる