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モデル

59歳の人気ランジェリーモデルは5年前まで普通のお母さんだった

2019年04月26日(金)15時30分
安部かすみ

    3年前、56歳の時 This Morning/YouTubeより

    <ごく普通の女性の人生後半戦がある日を境に一変。完璧なボディではなく、ごく普通の健康的なボディを保つ59歳のランジェリーモデルが女性たちに注目されている>

    以前は自宅にひきこもり、双子の娘を育てながら自営業を細々とし、平凡な毎日を送っていた。外出といえば近所のスーパーへの往復くらい。そんな「どこにでもいそうな女性」が還暦を前に、美しい年齢の重ね方のお手本として世界中の女性たちの羨望の的になっている。

    街で買い物中、突然のスカウト

    4月23日付のニューヨーク・ポスト紙によると、その女性はイギリス人のニコラ・グラフィンさん、59歳。彼女は今モデル業界やファッション業界から熱い視線を送られている「セクシー熟女ママ」だ。ランジェリーやビキニを着て撮影に臨む彼女は自信にあふれ、イキイキしている。

    「ごく普通の女性」の人生後半戦ともいえる50代以降を特別なものにしたのは、ある日突然舞い込んだ撮影依頼だった。今から5~6年前のある日、「買い物をしていたときに、エージェント(ロンドンにあるモデルエージェンシー会社 )で働く方から突然スカウトされ、撮影を頼まれたの。当時の私はモデルになるなんて思いもしなかったから驚いたわ」

    ニコラさんは当然戸惑った。しかし当時大学生だった双子の娘の後押しもあって、モデルに初挑戦することに。その数カ月後には、カリブ諸島でビキニ撮影も果たしてしまった。

    「(撮影の現場には)私のほかに4人の若いモデルがいたので、私にビキニが手渡されたとき、若いモデルのビキニが間違ってきたのだろうと思ったわ。だって『誰が私のビキニ姿なんて見たいと思う?』っていう気持ちだったから」。長く美しい銀髪をなびかせながら、ニコラさんは当時を振り返る

    若いころは自信のかけらもなかった

    「30〜40代のころは不安を抱えていて自信がまったくなかった。ビーチに行っても、水着すら着たこともなかったの」。しかし彼女の成熟した美しさは業界内で口伝えされ、この5~6年の間に次々に撮影の依頼が舞い込み、人生は180度変わった。

    ニコラさんのマインドセット、つまり思考様式にも変化があった。健康的な食事を心がけ、体を引き締めるために1日おきのウェイトトレーニングを欠かさず、ただ細いだけではない「健康的な」体のラインを維持している。「おそらく私のボディが完璧ではなく『ごく普通』だからこそ、共感を得ているのではないでしょうか」と自己評価する。

    中には、モデルのような体を他人の目にさらす仕事は50代で引退すべきと、ニコラさんの活動に否定的な意見もあるそうだが、今の彼女はそんなのおかまいなし。

    「私自身、自分が今やっていることが好きなんです。モデルを始めて新しい出会いがたくさんあり、自信がついたの。以前より強くなったとも思う。自信が出ると、外に出て行くことが好きになったわね。昔はファッションなんて興味なかったけど、今は流行が気になるし新しい服も買いに出かけるわ」

    1万3200人のインスタフォロワー数は日々増加中

    「モデルをするまで存在自体も知らなかった」というインスタグラムは、現時点でフォロワー数は1万3200人で、日々増加中だ。育児をしていた以前の姿や水着撮影に若いモデルとともに臨む姿も見られる。

    来年還暦を迎える今も、雑誌やファッションショーのモデル業で、アメリカ、カリブ諸島、ヨーロッパ諸国など世界中を旅する日々を送っている。25歳になる娘たちもニコラさんのことを誇りに思い、応援してくれているそうだ。

    「年齢とかサイズの話ではなく、強さと決意が肝なのよ」とニコラさん。一般的な適正年齢を過ぎてしまったけれど、モデル業に興味があるという人へのアドバイスは、「自分自身を改革し、よいエージェントに出会うこと。やりたいことへ情熱を傾け、自身の努力を怠らず、ほかの人の努力も参考にすること。そして夢をひたすらに追うこと」

    モデル業だけではなく、どんな「夢」の達成や成功にも参考にできそうな言葉だ。

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