最新記事

水中ドローン

水中ドローン、ダイバーを自動追随して撮影

2016年5月27日(金)18時00分
geared (ギアード)

<水中ドローンが開発されている。水中でダイバーに自動追随させて自撮りしたり、陸上から操作して水中ライブ映像を手元で確認できる>

 ダイビングの楽しみのひとつが水中写真。多様な生物の写真やディープブルーの世界に光が差し込む幻想的な写真が撮影できるのがその魅力ですが、ひとつ難点があるとすれば水中では自撮りが難しいところ。それを解決するのが水中ドローン iBubbleです。

 操縦は専用の腕時計型のコントローラで行い、iBubble に搭載された8つのスクリューを動かして自由自在に水中を航行させるマニュアルモードと、水中ローカライゼーション技術を使った自動撮影モードの2つのモードがあります。

iBubble_4.jpg

iBubble自体にはカメラは搭載されておらず、マウントにGoPro3 以降を搭載して使います。

 魚の群れに囲まれた写真や頭上を通り過ぎるマンタなど、自分自身が写り込んだ幻想的な写真をバディーに頼まずとも好きな時にコントローラで撮影することが可能になります。

 また、iBubbleには深い場所や夜間でもクッキリとした映像が撮れるように1000ルーメンの照明が2つ搭載されています。iBubble の最大深度は60m、水中での制御可能距離は25m、最大速度は1m/s、潜水時間は標準的な使用で約1時間。ボディの大きさは50×35×25 cm、重量は5kgです。

iBubble_3.jpg

自動撮影モードでは自分とiBubbleの位置関係を1度決めればずっとその位置をキープしてダイバーに追随。

 さらに、オプションの有線リモートコントローラーを使えば、手元でライブ映像を確認しながら陸上からの操作も可能。例えば釣りの際に水中の様子を探ることができるので、釣り人も使えそうな水中ドローンです。

 iBubble は現在 IndieGoGo にて出資を募っており、すでに目標金額を達成。日本からでも 本体価格1299ドル+送料75ドルで購入可能です(2016年5月12日現在)。出荷は2017年7月以降に予定されています。

執筆:Geared(Facebookページ)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英アングロ、BHPの買収提案拒否 「事業価値を過小

ビジネス

為替、基調的物価に無視できない影響なら政策の判断材

ビジネス

仏レミー・コアントロー、1─3月売上高が予想上回る

ビジネス

ドルは156.56円までさらに上昇、日銀総裁会見中
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 5

    未婚中高年男性の死亡率は、既婚男性の2.8倍も高い

  • 6

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 7

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 10

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 7

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこ…

  • 8

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中