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イルカの赤ちゃん、興奮した人間たちの自撮りでショック死

2017年8月17日(木)15時01分
ジョシュ・ロウ

母親と一緒に泳ぐ生後56日の赤ちゃんイルカ(ドイツ・デュイスブルグの動物園) Wolfgang Rattay-REUTERS

<母親からはぐれたイルカの子供を殺してしまった人間の身勝手>

スペイン南部の海岸で、イルカの赤ん坊が死んだ。興奮した海水浴客がよってたかって触ったり自撮りをした結果だという。

動物愛護団体エクイナックのフェイスブックページによると、スペイン南東部モハカルの海岸にイルカの子供が一頭で迷い込み、たちまち「数百人」の人間に囲まれた。

心配した住民がスペインの動物救急ダイヤル112に電話し、エクイナックが救出のため派遣されたが、15分後に海岸に到着したときにはすでに死んでいた。

エクイナックによれば、イルカは「ストレスにとても弱い」。とくに母親とはぐれて弱って怯えている子イルカの場合、しつこく触ったり写真を撮ったりするとショック状態に陥るという。

「寂しくてお腹が空いて怯えるイルカの気持ちがわからないのか」と、エクイナックはフェイスブックに書いている。「そっとして、すぐに助けを呼ぶべきだった」「保護動物のイルカを殺せば犯罪にもなりうる。誰であろうと見つけたら容赦なく追及する」


死んでしまったイルカの赤ちゃん Facebook/Equinac

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