最新記事

英王室

シャーロット王女が通う高級保育園で、ウィリアム王子を待ち受ける「パパ友会」

2017年12月20日(水)18時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

来年4月には弟か妹が生まれお姉さんになるシャーロット王女 Jonathan Hayward-REUTERS

<シャーロット王女は兄ジョージ王子の2倍の費用がかかる保育園に入る。そこで行われている英才教育とは......>

シャーロット王女が来年1月から通うと発表されたロンドンのウィルコックス・ナーサリースクール。一家が住むケンジントン宮殿に近い高級住宅街に位置する1964年創立の歴史ある保育園で、英大衆紙サンによると年間200万円の学費がかかるという。兄のジョージ王子が今年9月に入学したトーマス・ロンドン・デイ・スクール(トーマス・バタシー校)の学費は約85万円(年間)だが、その倍以上かかる保育園では何が行われるのだろうか。

粘土から考古学の授業まで

複数の現地メディアによると、ウィルコックス・ナーサリースクールは考古学や環境などを教育のテーマにしている。

自然豊かな遊び場を備え、ボールゲーム、車のおもちゃや砂場遊びも楽しめるという。さらに地の利を生かした活動もある。同園があるサウス・ケンジントン地区は、ロンドン自然史博物館、サイエンス・ミュージアムなどの博物館がひしめくエリア。幼少期から、歴史や自然に触れる機会に恵まれた環境が揃っている。

さらに興味深いホスピタリティも。同園のウェブサイトによると、子供は「離別」について不安になる可能性があることをスタッフは認識していて、子供が望んだ場合には、保育園の先生の写真を自宅に持ち帰ることができるそうだ。だからシャーロットが望めば、先生の写真がケンジントン宮殿に飾られることになるかもしれない。

マナー教育の比重が大きい

シャーロットが参加するクラスは2~5歳の子供32人のクラス。指導にあたるスタッフは全員女性だ。制服の着用義務はない。「あまつばめ」、「つばめ」、「子白鳥」、「白鳥」の4つのグループに分けられる。

同園では、粘土遊び、歌、ダンスのレッスンをはじめ、幅広いトピックがカバーされる。子供たちの「マナー」は、算数や読み書きのスキルと同等に重要性が評価されるという。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米PCE価格指数、インフレ率の緩やかな上昇示す 個

ワールド

「トランプ氏と喜んで討議」、バイデン氏が討論会に意

ワールド

国際刑事裁の決定、イスラエルの行動に影響せず=ネタ

ワールド

ロシア中銀、金利16%に据え置き インフレ率は年内
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された米女優、「過激衣装」写真での切り返しに称賛集まる

  • 3

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」──米国防総省

  • 4

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 5

    アカデミー賞監督の「英語スピーチ格差」を考える

  • 6

    大谷選手は被害者だけど「失格」...日本人の弱点は「…

  • 7

    今だからこそ観るべき? インバウンドで増えるK-POP…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    「性的」批判を一蹴 ローリング・ストーンズMVで妖…

  • 10

    「鳥山明ワールド」は永遠に...世界を魅了した漫画家…

  • 1

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 10

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈する動画...「吹き飛ばされた」と遺族(ロシア報道)

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中