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空転国会、自民が佐川前国税庁長官の国会招致提案 立民は安倍昭恵夫人も要求

2018年3月14日(水)17時12分

3月14日、自民党の森山裕国会対策委員長と立憲民主党の辻元清美国会対策委員長が、空転する国会の打開策をめぐって会談した。写真は2016年7月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

自民党の森山裕国会対策委員長と立憲民主党の辻元清美国会対策委員長が14日、空転する国会の打開策をめぐって会談した。この席で自民側は、佐川宣寿・前国税庁長官の国会招致と野党の審議復帰などを呼びかけた。

これに対して辻元氏は、安倍昭恵首相夫人の招致も求めたが、自民側は無回答だった。立民幹部が明らかにした。

野党側は国会審議への復帰の条件として佐川氏と昭恵夫人の国会招致、麻生太郎財務相の辞任などを挙げ、立民を含めた野党6党の審議拒否が14日も継続している。

このまま国会空転が継続した場合、予算関連法案の審議が進まないだけでなく、19日に任期が切れる2人の日銀副総裁の後任となる候補者の国会同意、19─20日にアルゼンチンで開催される20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議への麻生財務相の出席が難しくなるなど、多方面に影響が出かねない情勢となっている。

(竹本能文 編集:田巻一彦)

[東京 14日 ロイター]


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