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宇宙ベンチャー

今度こそ宇宙へ―堀江貴文氏が出資する宇宙ベンチャー、ロケット打ち上げ迫る

2018年4月17日(火)15時00分
鳥嶋真也

世界中で起こる小型ロケット開発競争

超小型衛星の打ち上げに革命を起こそうとしているのは、ISTだけではない。

ZEROのような小型ロケットは世界中で開発が進んでおり、その中にはISTよりも会社の規模が大きく、高い技術力をもっているところも多い。そのうちのひとつ、米国のロケット・ラボという企業は、すでに衛星の打ち上げに成功している。

それでも、「競争相手が増えるのは良いこと」(堀江氏)と語るなど、ISTは諦めようとしていない。

宇宙ビジネスはこれからさらに発展し、2030年ごろには、その市場規模は今の2倍以上になると推定されている。つまりたとえ後発でも市場に参入できるチャンスは十分にある。それが他よりも安価な"宇宙のスーパーカブ"ならなおのことである。

はたして、本家のスーパーカブが世界中を席巻したように、ISTのロケットが宇宙中を飛び回る日は来るのだろうか。今度の打ち上げはその試金石となるだろう。

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ISTが開発を進めている、超小型衛星を打ち上げられるロケット「ZERO」の想像図 (C) インターステラテクノロジズ

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