アメリカで議論呼ぶ「3Dプリンター銃」、製造法公開を差し止め
2018年8月5日(日)08時51分
●リベレーターのような自家製の銃はしばしば「ゴースト銃」と呼ばれる。未登録で追跡できず、製造番号がないからだ。
●リベレーターは、ディフェンス・ディストリビューテッドの創設者で、自称「クリプトアナキスト(暗号自由主義者)」のコーディ・ウィルソン氏が開発。同団体のウェブサイトによると、「アメリカのライフル愛好家のために」活動しているという。
同団体はまた、自動小銃AR─15のロウワーレシーバーなど、軍事レベルの武器部品を組み立てることができる工作機械も販売している。
●米連邦法の「検知されない銃器法」(1988年)は、空港や裁判所といった公共の場で金属探知機で検知できる十分な金属を含まない銃を禁止しているが、金属部品を取り外し不可とすることは義務付けてはいない。
3Dプラスチック銃メーカーは、機能には影響しない金属を挿入することで、この抜け穴をうまく利用している。
(翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)
[ロイター]
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