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宇宙探査

NASAの探査機「インサイト」が火星着陸:火星の内部はどうなっているのか

2018年11月30日(金)16時30分
鳥嶋真也

NASA InSight landing: Watch as the spacecraft successfully lands on Mars

2020年には新たな探査機が火星へ

インサイトが到着したことで、現在火星で活動している探査機は10機となった。

さらに2020年に、NASAは「マーズ2020」と呼ばれる新しい探査車の打ち上げを予定している。マーズ2020は、2012年から火星で探査を続けている探査車「キュリオシティ」の改良型で、11月19日にはその着陸場所として、「イェゼロ(ジェゼロ)・クレーター」を選んだことが発表された。この場所はかつて湖だったと考えられており、生命の痕跡が見つかる可能性が期待されている。

また、欧州やロシア、中国、アラブ首長国連邦の探査機も続々と送られる予定で、さらに2020年代の前半には、日本の探査機「MMX」も、火星のまわりを回る衛星の探査に挑む。

火星探査はこれからますます盛り上がりをみせ、多くの謎の解明が期待されるとともに、人類が火星に降り立つ日も刻一刻と近づきつつある。

torishima1130c.jpgNASAが2020年に打ち上げを予定している新しい探査車「マーズ2020」の想像図 (C) NASA/JPL-Caltech

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