Newsweek

麻薬戦争

メキシコ大統領の麻薬戦争終結宣言の裏に何があるのか──麻薬王裁判が大詰め

2019年2月5日(火)14時30分
内村コースケ(フォトジャーナリスト)

    「麻薬カルテルのドンを逮捕するという直接対決は行なわない」と宣言したロペスオブラドール大統領 Edgard Garrido-REUTERS

    <麻薬組織の暗躍により、最悪な治安状態が続くメキシコ。2018年の殺人件数は3.3万人と、過去最悪を記録した。そんな中、非暴力による治安回復を公約に掲げるロペスオブラドール新大統領が先週、「麻薬戦争の終結」を宣言。今後は、麻薬カルテルのドンを逮捕するという直接対決は行なわないと述べた。一方、メキシコからの麻薬密輸によりドラッグ汚染が蔓延する隣国アメリカでは、世界最大の麻薬カルテルのドン、「エル・チャポ」ことホアキン・グスマンの裁判が大詰めを迎えている。メキシコの政治家の多くは麻薬カルテルからの賄賂で骨抜きにされているというが、「エル・チャポ」の贈賄先にはロペスオブラドール大統領の元側近の存在も挙がる。麻薬戦争終結宣言の裏に、何があるのだろうか──>

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