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ブレグジットイギリス議会、27日にEU離脱代替案探る投票 メイ首相から主導権奪う
英議会は、EU離脱の主導権を1日間、政権から議会に移す案を可決した。写真中央はメイ英首相。写真は映像から。ロンドンで撮影(2019年 ロイター/Reuters TV/via REUTERS)
英議会は25日、欧州連合(EU)離脱の主導権を1日間、政権から議会に移す案を可決した。離脱を巡る議会の膠着状態打開に向け、過半数の支持が得られる代替案を模索するための投票を27日に実施する。
与党・保守党のオリバー・レトウィン議員が率いる超党派議員グループが提示した案で、賛成329、反対302で可決された。
これを受け、議会は27日に離脱に関するさまざまな選択肢への支持を探る「示唆的投票(indicative vote)」を実施する。EUとのより緊密な関係を維持する案などで合意できるか探り、政権の対応を促す。
ただ、投票結果に応じて政府が対応する保証はない。メイ首相は投票に拘束力はないとしており、この日の議会採決を受けて政府は、現実的な案を求めると表明した。
メイ首相はこれより先、自身の離脱協定案を3回目の採決にかけるための十分な支持は得られていないと述べていた。
議会が離脱手続きの主導権を得る案を可決したことを受け、英ポンドは小幅上昇した。ただ、英国がEUからいつ、どのような形で離脱するのか、あるいは離脱するかどうかを巡って不透明な状況が続く中、上昇は限定的となった。
ポンド/ドルはアジア時間序盤に0.2%上昇した後、やや上値を削った。対ユーロでは0.2%高となった。
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