最新記事

セレブ

天才実業家イーロン・マスクの奇想天外な恋

Are Grimes and Elon Musk Married? The Eccentric Couple's Relationship Explained

2021年5月11日(火)14時36分
ダン・キャンチアン

2019年12月に行われたゲーム業界最大のイベントの一つである「ゲームアワード」では、グライムスの演奏を賞賛するマスクの姿がニュースになった。グライムスはビデオゲーム『サイバーパンク2077』にインスパイアされたパフォーマンスを披露し、マスクはスタンディングオベーションで迎えた。

同じ月にゴシップ・クイーンのキム・カーダシアンが開催するクリスマスイブパーティーに出席したことで、2人はセレブリティ・カップルとしての地位を不動のものにした。

2020年1月、グライムスはインスタグラムに自分が妊娠していることをツイートで明らかにして新年を迎え、2カ月後にローリング・ストーンズ誌の表紙を飾り、子供の父親がマスクであることを認めた。

発音不明な子供の名前

マスクとグライムスの初めての子供は昨年5月に誕生したが、驚くのはその名前、「X Æ A-12」。グライムスによると、「X」は「未知の変数」を意味し、「Æ」は人工知能の略語であるAIと、日本語の「愛」を兼ねている。

そしてA-12は「お気に入りの航空機のこと。武器も防御機能もなく、ただ超高速で飛ぶだけ。非暴力的」なモデルだという。

名前の意味も漠然としているが、その発音も問題だった。マスクは「X Ash A-12」と発音すると言ったが、グライムスは「X A.I.A-12」だと主張した。

マスクとグライムスが住むカリフォルニア州では、現代の英語のアルファベットにはない文字(ここでは「12」という数字)を名前に使うことは認められないことが判明、2人は名前を「X ÆA-Xii」に変更した。

グライムスはインスタグラムで「ローマ数字の方がいい感じ」と述べている。

グライムスとの息子に加えて、マスクは最初の妻でカナダ人作家のジャスティン・ウィルソンとの間に6人の息子をもうけている。ただし、最初の子供は生後わずか10週間後に乳児突然死症候群で悲劇的な死を遂げた。

マスクとウィルソンは2000年に結婚し、8年後に別れたが、離婚前からイギリスの女優タルラ・ライリーと付き合い始めていた。ライリーとは2010年に結婚し、2012年に別れ、2013年に再婚し、2016年に再び離婚した。グライムスとマスクは結婚していない。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米FTC、エクソンのパイオニア買収を近く判断か=ア

ビジネス

インタビュー:為替介入でドル160円に「天井感」=

ビジネス

新興国債券、米利下げ観測後退とドル高が圧迫=アムン

ワールド

バイデン氏にイスラエルのラファ攻撃阻止要求、身内の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉起動

  • 4

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 5

    ポーランド政府の呼び出しをロシア大使が無視、ミサ…

  • 6

    米中逆転は遠のいた?──2021年にアメリカの76%に達し…

  • 7

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 8

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 9

    パレスチナ支持の学生運動を激化させた2つの要因

  • 10

    大卒でない人にはチャンスも与えられない...そんなア…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」…

  • 9

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中