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カザフスタン大統領「デモ隊はテロリスト」 さらなる騒乱には射殺命令

2022年1月8日(土)09時42分
騒乱後のカザフスタンのアルマトイの街並み

中央アジア・カザフスタンのトカエフ大統領は7日、デモ参加者を「無法者」や「テロリスト」と呼んだ上で、さらなる騒乱が起きれば射殺するよう命じたと表明した。騒乱後のアルマトイで7日撮影。(2022年 ロイター/Pavel Mikheyev)

中央アジア・カザフスタンのトカエフ大統領は7日、デモ参加者を「無法者」や「テロリスト」と呼んだ上で、さらなる騒乱が起きれば射殺するよう命じたと表明した。

燃料価格高に端を発した抗議デモが全国的に広がってから1週間が経過するなかテレビ演説し、最大2万人の「無法者」が主要都市アルマトイを襲い、国有財産を破壊したと述べた。

その上で、「対テロリスト」作戦の一環として、法執行機関と軍隊に「警告なしに射殺する」よう命じたと表明。「武装勢力は武器を捨てておらず、犯罪を継し続け、あるいは準備している。この勢力との戦いは最後まで続ける必要があり、投降しない者は誰であろうと粉砕する」と語った。

大統領はまた、デモ隊との話し合いを求める訴えを拒否。「愚かだ。犯罪者や殺人者とどのような話し合いができるというのか」と述べた。

さらに、ロシアのプーチン大統領をはじめ、中国、ウズベキスタン、トルコの首脳の支援に感謝の意を示した。

[ロイター]


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