最新記事

犯罪

「スカートの中で手が...」 クルーズ船内で、娘に「性的虐待」を行う父親の姿が監視カメラに捉えられていた

2023年6月11日(日)07時30分
マービン・アン
クルーズ船

pablopicasso/Shutterstock

<家族での船旅の最中に9歳の娘に虐待的な性的接触を行ったとして、FBIが父親を逮捕していたことがわかった>

クルーズ船での家族旅行中に9歳の娘に性的な嫌がらせをしたとして、FBIがアメリカ人の父親を逮捕していたことがわかった。事件当時の様子は、船内の監視カメラや他の乗客によって撮影されていた。

■【写真】クルーズ船内で、娘に「性的虐待」を行う父親の姿が監視カメラに捉えられていた

米フロリダ州のジャスティン・デール・シグモン容疑者は、12歳未満の未成年者に性的虐待を行った疑いで、同州南部地区連邦地方裁判所に起訴された。

米ニュースサイト「ビジネスインサイダー」が入手した訴状によると、シグモン容疑者は5月25〜29日、家族とともにクルーズ船「カーニバル・サンシャイン」で旅行中だった。船はマイアミを出発し、バハマに寄港していた。

そのさなかの26日、容疑者が娘の太ももや陰部などを触る様子が、クルーズ船の乗客によって撮影されていた。

訴状には、「シグモン容疑者が、未成年の被害者のスカート内の、太ももの上部と内側から陰部と臀部に向かって触る様子が映像に映されている。その際に何度か、被害者は容疑者の手を押しのけている。それにもかかわらず、容疑者は被害者の太ももの上部と内側を触り続けた」と記されている。

この時の様子はクルーズ船内の監視カメラにも収められており、娘が容疑者の手を押しのける様子が捉えられていたという。映像を撮影した乗客は、娘が離れた後、容疑者が手で自身の股間を覆っていたと証言している。

「不適切」だったが「性的な意図ない」と主張

被害を受けた娘は当初、捜査員に対して父親は膝下と足首付近しか触っていないと話していたという。だがその後、ふくらはぎも触られたと明らかにした。また、父親が服の中を触ることはなかったと語っているが、映像にはその言葉とは異なる事実が収められていた。

シグモン容疑者は警察に対し、娘に触れたことは「不適切な」行為と受け取られると理解はしているが、「性的な」意図はなかったと主張している。また、他の男性が娘に同じように触ったら、殴っていただろうとも話したという。

フロリダ州フランクリン郡の職員だったシグモン容疑者は、6月2日に辞職している。同郡は声明を発表し、連邦当局から提供された情報は限られているものの、可能な限り情報を収集していると説明した。

訴状によると、シグモン容疑者の容疑は「12歳未満の未成年者に対する虐待的な性的接触」で、「性的接触」とは「虐待、屈辱、嫌がらせ、品位低下、興奮、または個人の性的欲求を満たすことを意図して、個人の性器、肛門、股間、胸、内もも、または臀部に、直接または衣服の上から意図的に触れること」を指す。


【20%オフ】GOHHME 電気毛布 掛け敷き兼用【アマゾン タイムセール】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英賃金上昇率、1─3月は前年比6.0% 予想上回る

ワールド

プーチン大統領、16-17日に訪中 習主席と会談へ

ワールド

英当局、国家安保法違反で3人逮捕 香港長官「でっち

ワールド

焦点:ロシア新国防相は「ソビエト的」、プーチン氏盟
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少子化の本当の理由【アニメで解説】

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 5

    年金だけに頼ると貧困ライン未満の生活に...進む少子…

  • 6

    「ゼレンスキー暗殺計画」はプーチンへの「贈り物」…

  • 7

    アメリカからの武器援助を勘定に入れていない?プー…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    「人の臓器を揚げて食らう」人肉食受刑者らによる最…

  • 10

    ブラッドレー歩兵戦闘車、ロシアT80戦車を撃ち抜く「…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 10

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中