Newsweek

渡辺由佳里

ベストセラーからアメリカを読む

オバマ回顧録は、類まれな人物の成長と冒険のサーガ

2020年12月10日(木)17時15分
    オバマ回顧録は、類まれな人物の成長と冒険のサーガ

    オバマの「冷静さ」は人によっては「弱さ」と映ったのかもしれない Brandon Bell-REUTERS

    <私たちが報道で知っている歴史的な出来事を、どのような決断が下されたか内側から解説してくれている>

    以前にも書いたことだが、アメリカでは「回顧録」は非常によく売れるジャンルだ。まったく無名の人のものでも、それが興味深い人生であれば大ベストセラーになる。大統領と大統領夫人は、引退後にホワイトハウスでの体験を含めた回顧録を出版し、それがベストセラーになるのがほぼ「決まりごと」になっている。

    プロフィール

    プロフィール

    渡辺由佳里

    Yukari Watanabe <Twitter Address https://twitter.com/YukariWatanabe
    アメリカ・ボストン在住のエッセイスト、翻訳家。兵庫県生まれ。外資系企業勤務などを経て95年にアメリカに移住。2001年に小説『ノーティアーズ』(新潮社)で小説新潮長篇新人賞受賞。近著に『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』(亜紀書房)、『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社)などがある。翻訳には、レベッカ・ソルニット『それを、真の名で呼ぶならば』(岩波書店)、『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社、日経ビジネス人文庫)、マリア・V スナイダー『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)がある。

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    特集:トランプは終わらない

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