ウィリアム王子のヒーロー、ナチスからユダヤ人家族を守ったプリンセス・アリスの物語
i24NEWS-YouTubeより
<プリンセス・アリスの名を聞いたことはあるだろうか。第二次世界大戦下でユダヤ人を小さなアパートに匿った勇敢な行動は、その死後に明らかになり...>
2018年6月24日。この日、英王室のケンブリッジ公爵ウィリアム王子は大きな一歩を踏み出した。
英王室メンバーとして初めて中東イスラエルとパレスチナを訪問したウィリアム。緊張状態の続く双方に配慮しバランスを取った形で訪れた。
多忙なスケジュールのなか、滞在最後の朝、ウィリアムはエルサレムのオリーブ山に立ち寄った。目的は、曾祖母アリス・オブ・バッテンバーグの墓参りだ。日本ではあまり知られていないが、アリスは今もなお、ユダヤ人から称賛される功績を持つ。第二次世界大戦中、自らの危険を冒してまで、ある家族をナチスの迫害から救った人物だ。
(アリスが眠るオリーブ山を訪れたウィリアム王子)Prince William visits his great-grandmother Princess Alice of Battenberg's tomb at the Church of Mary Magdalene in Jerusalem during his visit to Israel. #RoyalVisitIsrael #PrinceWilliam pic.twitter.com/qXja2SdsD8
— The Royal Family Channel (@RoyalFamilyITNP) 2018年6月28日
エルサレム居留地にあるイスラエルのネタニヤフ首相邸宅で、62歳のエヴィ・コーエンと31歳のフィリップ・コーエンとともに、プライベートな時間を過ごしたウィリアム。彼らは、アリスが助けたレイチェル・コーエンの子孫だ。2人は「私たちが今あるのは、すべてプリンセス・アリスのおかげです」と感謝を述べた。