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ロトで高額当選したシングルマザーが唯一欲しいと願っていたもの

2019年08月07日(水)17時10分
寺町幸枝

高額当選で人生は変わるのか?(写真はイメージ)brazzo-iStock

<宝くじが当たったらアレを買って、コレを買って......誰もが羨む高額当選者たちは、一体何に使った?>

夏の風物詩、サマージャンボ宝くじの発表が来週に迫っている。くじを購入してから、あれやこれやと楽しい妄想は尽きないが、実際に当選した人は何に使うのだろう。英デイリーレコードが報じた、ロトで100万ポンド(約1.3億円)を手にした女性のお金の使い道が話題になっている。

経済的に何の心配もいらないのが最高

助産師として働くシングルマザーのルース・ブリンさん(39)は、5年前の2014年7月、「ユーロミリオンズ・ミリオネア・ラッフル」という宝くじで、100万ポンドを当てた。ネットで購入した宝くじから、「当選」のメールが届いてからも数時間は信じられず、何度も番号を確かめた。

「だって2.5ポンド(320円)が当選しても300万ポンド(4億円)が当選しても、全く同じフォーマットのメールが届くんですから」と話すブリンさん。過去に少額の宝くじの当選経験があったため、最初そのメールが届いたことに対して、それほど興奮しなかったそうだ。

しかしながら、仕事の昼休み中に改めてメールの内容を確認し、自分の人生が一変したことに気付いた。「今でも信じられないし、本当に自分の強運に感謝しています」とその日を振り返る。

宝くじに当たったことで、これから経済的に何の心配もいらないと思えたことが、人生最高の気分だったと話すブリンさんは、同時にメディアの取材を受ける可能性をすぐに考え、きちんとした対応をしなくてはならないと思ったそうだ。

「私の唯一の願いは、ジミー・チュウの靴を買いたいと思っていただけだった」と夢見心地に当時を振り返ったブリンさん。この宝くじのお金を手にしてから、当時11歳だった娘さんを私立の学校に通わせ、さらに自身の働く時間を減らすことができるようになったという。

しかし、35歳という若さゆえに、100万ポンドはそれだけで一生安泰にしてくれるほどのお金にはならず、ブリンさんは今でも仕事は続け、そして宝くじも買い続けているのだとか。

「ある人は、(1万ポンドくらいの)大金を宝くじで何度も手に入れたと聞いています。確か7回かしら。私にも可能性がないとは言い切れないですから」と話すブリンさんは、今も淡々とこれまでと変わらない生活を続けている。

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