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日本人コーヒー生産者が語るコロンビア

松尾彩香|コロンビア

コロンビアのワクチン接種はいつから?

Credit:Simon2579-iStock

世界初のコロナウイルスが発見され、その後世界中でニュースになってから気が付けば1年以上が経過していました。

コロンビアで初めて感染者が確認されたのが2020年3月6日。最初の感染者はヨーロッパを旅行していた19才の若者でした。その後すぐに次々と海外から帰国した人々からウイルスが検出されはじめ、国内の感染者数は一気に増加。政府は即座に空港を封鎖し、外出禁止令を出して感染防止に努めました。

感染が拡がり始めた頃は、すれ違いざまに手で口を覆われたり睨まれたり嫌な思いをすることもありましたが、感染が増えるに連れて気持ち的にそんな余裕もなくなったのか差別的な行為をされることも徐々に減っていったことを覚えています。

3月22日から8月30日まで続いた長い長いロックダウンのおかげで一度は感染者数はおさまりましたが、12月半ば頃から再びグングンと感染者数が増え続け、今日では連日1万5千人を超える新規感染者が報告される程に。まさに今はコロナ第二波真っ最中なのです。

爆発的な感染者増加にも関わらず、長い期間ロックダウンで家に閉じ込められていた国民に再度ロックダウンを命ずるのは気が引けるのか、政府は週末だけの外出禁止令などの軽めな制限を設けるに留まっており、もう頼みの綱はワクチンだけと言えるでしょう。

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外出禁止令で誰もいない道路(筆者撮影)

コロンビアのワクチン接種

コロンビア政府は12月18日に4000万回分のワクチンを購入したと発表しました。アストロゼネカから1000万回分、ファイザーから1000万回分、WHOなどが立ち上げたコバックスから2000万回分という内訳のようです。

接種開始時期は2月を予定しているとのことですが、既に他の中南米の国が次々とワクチン接種を始めていることから「コロンビアはなぜこんなに遅いんだ!」と焦りから怒りの声が上がっていたりします。

一方で安全性の観点からワクチンの接種を行わないという人も一定数いるようで、接種は義務ではなく希望者のみに行う方針のようです。

ワクチン購入のニュースと同時に『ワクチン接種プラン』が発表され、摂取は5つのグループに分けることがわかりました。

グループ1(対象人数1.691.366人)

・80歳以上

・緊急病棟やICU病棟で働く医療従事者

グループ2(対象人数7.192.701人)

・60歳から79歳

・第一線以外で働く医療従事者

グループ3(対象人数2.950.431人)

・教師

・軍隊、警察

・16歳から59歳までの基礎疾患持ち

グループ4(対象人数4.910.000人)

・介護従事者

・葬儀関係など感染リスクの高い職業

グループ5

・一般の16歳から59歳

 

グループ1から3を最優先として接種を行い、その後グループ4、5の接種となっていくようです。

上記のワクチンの他にもジョンソン&ジョンソンのワクチンが3月までに発表されることが予定されており、コロンビアは移民を含めた国内在住者全員の接種を目指しています。

 

Profile

著者プロフィール
松尾彩香

コーヒー農家を営む元OL。コーヒーを栽培する一方で、コーヒー農家の貧困や後継者不足問題、コロンビアでの生活についてSNSを通じて発信。朝の一杯のコーヒーに潜む裏話から、日本ではあまり報じられないコロンビアの情勢まで幅広くお伝えします。

ブログ: http://campesinita.com

Twitter: @maon_maon_maon

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