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パリのカフェのテラスから〜 フランスって、ホントはこんなところです

RIKAママ|フランス

超高級レストランの闇営業・パリ東駅でのフラッシュモブ フランス人は楽しむことを決して諦めない

青く晴れわたる空と美しく花が咲くシャトレ(パリ)は平和そのもの     筆者撮影

現在のフランスは、ヨーロッパの中でも一段と突出した感染状況を保ち続けています。4月に入ってからだけでも、新規感染者数は45万人、4月の死亡者数は3,500人を超え、ICU(集中治療室)の患者数も6,000人に迫る勢いです。イル・ド・フランス(パリを中心とした地域)の集中治療室の占拠率は150%を超え、フランス全体でも100%を超え、すでに医療崩壊状態です。3月末の段階で、「パリ公立病院連合(AP-HP)は、すでにトリアージュ(命の選別)の準備はできている」と発表していましたが、すでに見えないところでは、トリアージュは行われているものと思われます。

すでに、フランスは、3回目のロックダウン中ですが、ロックダウンを重ねるごとに規制が緩やかになっていると思われるロックダウンになってきてはいますが、4月に入って、政府が「最終手段」とまで言っていた「学校閉鎖」が始まり、ちょうどイースターの学校のバカンス期間2週間を含めた約1ヶ月間、学校へは登校せずにリモート授業に切り替えられています。とはいえ、10㎞以内の移動は自由、夜間外出制限もサマータイムに切り替わった段階で、これまで18時以降の外出禁止が19時以降に変更になり、狭いパリゆえ、10㎞以内であれば、たいていどこへでも行くことはできます。先日、私もパリの中心地に用事があり、久しぶりにメトロに乗って出かけたところ、気候の良さも合間って、晴天の中に美しく咲き乱れる花に囲まれ、街中は、全く緊迫感も緊張感もなく、いたって平和な雰囲気に満ち溢れていました。パリの街中、少しゆったりしたスペースには、ベンチが多いのですが、ベンチに座って、テイクアウトのサンドイッチなどを楽しそうに食べている人を見る限り、集中治療室の占拠率が150%にまでも拡大し、トリアージュが行われている国とは、信じ難い不思議な気持ちになりました。この平和な雰囲気は一体、どこから来るのだろうか?・・と。1回目のロックダウンから1年を超え、人々の緊張感もすっかり緩み、日々、発表されている、もの凄い数の感染者数や死亡者数にも慣れきってしまっているのです。彼らにとって、ロックダウンは、規制をどう守るかではなく、規制をどう回避してどう楽しむか?にマインドがシフトしてきているのです。

パリの超高級闇営業レストラン発覚から火が付き始めた闇営業レストラン摘発

フランスでは、第2回目のロックダウン以来、10月末からレストラン・カフェなどの飲食店の営業は、テイクアウト以外は、禁止されています。時短営業などではなく、全面的な営業禁止ですから、レストランの経営者の苦悩は察するにあまりあるものがあり、政府の援助があるとはいえ、それでも、営業せずにお店を維持し続けるのは、大変なことです。飲食店業界は、昨年のパンデミック開始以来、恐らく一番煽りを食っている業界の一つであり、昨年3月のロックダウンの時点から換算すれば、まともに営業できた期間はごく僅かの期間です。完全に撤退してしまったレストランも少なくありません。しかし、そんな多くのレストランが喘ぎ苦しんでいる中、先日、M6(フランスの民放テレビ局)のスクープで、映像込みで、パリの中心部にある「パレ・ビビエンヌ」で開かれている超豪華レストランの夕食会に潜入した映像が公開され、その顧客の中には、大臣級の政府関係者もいたという証言も出たりして、大スキャンダルになりました。

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著者プロフィール
RIKAママ

フランスって、どうしようもない・・と、日々感じながら、どこかに魅力も感じつつ生活している日本人女性。日本で約10年、フランスで17年勤務の後、現在フリー。フランス人とのハーフの娘(1人)を持つママ。東京都出身。

ブログ:「海外で暮らしてみれば・・」

Twitter:@OoieR



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