コラム

難民対策の新しいビジョンを提唱する研究者/Frame(組み立てる)

2016年03月09日(水)15時23分

登場するボキャブラリー

【pathetic】哀れな。この1年で100万人以上の難民がヨーロッパに流れ着きましたが、べッツ氏はそれに対するヨーロッパの政府のpatheticな対応に対して恥じているそうです。

【参考記事】難民の子供の水死、2カ月で90人

【lament】残念に思う、遺憾に思う。べッツ氏が指摘するのは、私たちが越境請負業者の存在をlamentしているにもかかわらず、彼らが繁栄する環境を作ってしまっていることです。

【take a step back】自分の置かれている状況から一歩離れて見る。このTED Talkで、べッツ氏はtake a step backをして、2つの根本的な質問を問いかけています。

【aftermath】後遺症。べッツ氏によると、現在の難民政策は第2次世界大戦のaftermathの中で定められたそうです。

【dignity】尊厳。国際社会が掲げる難民政策の目的は、人が安全とdignityを持って生活する場所を確保すること、とべッツ氏は説明しています。

【limbo】辺獄。カトリックで、洗礼を受けずに(原罪のままで)死んだけれども地獄には行かない人がとどまると考えられた場所。難民は長く続くlimboにはまってしまうのだと、べッツ氏は指摘しています。

【bleak】荒涼とした、殺風景な。べッツ氏によると、難民キャンプはbleakな場所に置かれているそうです。

プロフィール

ロッシェル・カップ

Rochelle Kopp 異文化コミュニケ−ション、グローバル人材育成、そして人事管理を専門とする経営コンサルタント。日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートするジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社の創立者兼社長。イェ−ル大学歴史学部卒業、シガゴ大学経営大学院修了(MBA)。『シリコンバレーの英語――スタートアップ天国のしくみ』(IBC出版)、『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』(クロスメディア・パブリッシング)、『反省しないアメリカ人をあつかう方法34』(アルク)など著書多数。最新刊は『日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法』(共著、クロスメディア・パブリッシング)。

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