伊勢志摩サミット明日開幕、世界経済成長への協調探る
2016年5月25日(水)09時58分
海洋安全保障では、中国を名指しすることは避けたものの、強い表現で南シナ海問題に懸念を表明した4月の広島G7外相声明を受け、どの程度強い表現が首脳宣言に盛り込まれるかがポイント。
英国の欧州連合(EU)離脱問題について、各国がどのような姿勢を示すか、また、この問題が、首脳宣言の中に盛り込まれるかも注目されている。
2日目の27日は、午前中にG7以外の国や国際機関を迎え、拡大メンバーでアジアの安定、開発とアフリカなどについて、議論を行う。
この日から参加するのは、インドネシア、ベトナム、ラオス、スリランカ、国際連合(UN)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、経済協力開発機構(OECD)、アジア開発銀行(ADB)など。
中国がアジアやアフリカで積極的なインフラ投資を進めていることをにらみ、質の高いインフラ投資など、インフラ投資の在り方について議論される見通し。
サミットは首脳宣言を採択し、議長国である日本の安倍首相が記者会見を行うほか、各国首脳による記者会見も予定されている。
その後、オバマ米大統領は、現職の米大統領として初めて、被爆地である広島を訪問する。
(宮崎亜巳 梅川崇 編集:田巻一彦)
[東京 25日 ロイター]
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