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三菱東京UFJ銀行がペガジャパンと推し進めるデジタル改革の現在、そして描く未来

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2017年12月11日(月)11時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ 広告制作チーム

西田 ITってそういうものですからね。日本に入ってくるRPAも増え、それぞれに特徴を持っているので、半年経つと業界マップがガラリと変わっている可能性もあります。渡辺社長は業界の流れとして、今後どのようなことを予想されていますか?

渡辺 RPAで今やろうとしていることは普通のことになるでしょうね。労働力の軽減に役立つ一方で、負荷が軽減した人間の業務を高付加価値な領域へシフトすることにつながりますので、コモディティ化して、必須の取り組みになっていくのではないでしょうか。これは金融業だけでなく、例えば製造業でも製造工程そのものの機械化やロボット化はずいぶん昔から行われていますが、ホワイトカラーの職種の人たちが行っている領域はまだ手つかずの状況だと思います。事務や販売、お客様との対応など、そのような業務でのデジタル改革は進んでいくと思います。

西田 金融業界は急激に変化していくでしょうね。そもそもデジタルトランスフォーメーションを掲げる以前から、銀行員の大量失業時代とか将来は銀行がなくなるといったことが言われていて、そのような状況の中で今やっていることの常識さえも変えていかないといけない。そこで、ある程度RPAを含めたデジタル改革でベストな方向性を見極めていくことができるようになると、ブレイクスルーが起こるかもしれません。そうなると世界はかなり変わっていくのではないかと思います。

渡辺 将来的にはAIが進化して付加価値の高い領域もデジタル化されることが考えられます。例えば、お客様が必要としている商品をAIが選ぶなども、既に実現可能です。

西田 AIは、業務を高度化できる手段として将来活用されていくでしょうね。その前にRPAだけで見ても、例えば、RPAの普及によって、お客様のロボットと当行のロボットがやり取りをするということも将来的にありえるのではないでしょうか。データの授受やお客さんのロボットが実行したファイルを送ってきて、うちのロボットがその内容を点検・処理するといったようなイメージです。

渡辺 そのような世界を実現するには、西田さんが先ほどからおっしゃっているように、オーナーシップを持って自分たちの責任でRPAに取り組むことのできる企業になれるかどうか。そして、社内でそれをいかにシェアできるかどうかが重要です。従来のシステムはベンダーに依存してしまう要素が非常に大きかったので、我々は並走できるデジタルプレーヤーでいることが求められています。

西田 RPAの最終的な目的は働き方改革だけではありません。ビジネスモデルやお客様とのインタラクションなど、さまざまなものが変わっていくでしょう。そのため、一言では言えないところがあって、デジタルトランスフォーメーションによって、今までの銀行ではないプラスの面が出てくるのは確かです。今まさに抜本的に変わっていくフェーズに差し掛かっているところなので、大きなチャンスだと思います。

渡辺 確かに効率化のアップや業務負荷の低減だけが目的ではなく、その先にあるクライアント企業のお客様の価値向上も重要です。例えば、これまで以上によい金融商品を提供できたり、さらにそれを迅速に提供できたりといったことが挙げられます。昔は住宅ローンを申し込むと1ヶ月くらい待つのが普通でしたが、もっと早くできるようになる。より利便性が高くなり、顧客満足も高められるような、そんなことが可能になるのではないでしょうか。つまりは、最終的にはいい世の中をつくることができるということ。それがRPAを含めたデジタルトランスフォーメーションが持っている可能性だと思います。

Photo:遠藤 宏

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