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イタリア事情斜め読み

ヴィズマーラ恵子|イタリア

タトゥーで警察官が処分から見るイタリアのタトゥー事情

| 2019年の12歳以上のイタリア人を対象にした調査データ

イタリアでは690万人の刺青をしていて、イタリアの人口の12.8%であり、その割合は男性(11.7%)女性(13.8%)でイタリア人女性の方が割合が高い。

教育資格・最終学歴別に見てみると刺青を入れている人
55.4%が高校の卒業資格の人、30.8%が大学の学位を取得の人、

刺青を入れた感想・満足度とその後の問題

92.2%の人がタトゥーに満足している。
17.2%はタトゥーを取り除きたい。
そのうち4.3%は既に除去手術をした。
さらに、刺青を受けた人々の3.3%は合併症または反応があった。


最も頻繁に見られた症状は、痛み、肉芽腫、皮膚の肥厚、アレルギー反応、感染症、膿。
これらすべてのケースで、皮膚科医にかかった12.1%ホームドクター(9.2%)、
タトゥーアーティストに相談した27.4%、
半分以上(51.3%)は、これらの専門家のいずれにも相談しなかった。
一般的に、刺青・タトゥーのリスクとしてあげられるのは、アレルギー反応(79.2%)、肝炎(68.8%)およびヘルペス(37.4%)の症状が懸念されるが、
そういったリスク説明をカウンセリング面接で事前に受けたのはの58.2%のみで、禁忌について十分な情報を得た上で刺青を入れたと答えたのは41.7%だけだった。

「正」という漢字は、"「一」度「止」まる" と書く。これからタトゥーを入れようかと考えている人は、一度、思い止まり、考えてみて欲しい。そうすると、後悔のない「正しい」答えが見つかるかもしれない。

 

Profile

著者プロフィール
ヴィズマーラ恵子

イタリア・ミラノ郊外在住。イタリア抹茶ストアと日本茶舗を経営・代表取締役社長。和⇄伊語逐次通訳・翻訳・コーディネータガイド。福岡県出身。中学校美術科教師を経て2000年に渡伊。フィレンツェ留学後ミラノに移住。イタリアの最新ニュースを斜め読みし、在住邦人の目線で現地から生の声を綴る。
Twitter:@vismoglie

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